人種がメインじゃないよ

コロナウィルスの問題で、世界各地でアジア人排除的な言動が起きて賛否を読んでいる様ですが、その報道のほとんどが「人種差別」と言う表現になっていますが、このケースは人種差別なのでしょうか?

個人的には人種差別ではなく、コロナウィルスへの排除姿勢であって、その対象がアジア人なだけで人種差別とは無関係と思いますけどねぇ。肌の色が問題視されているのではなく、コロナウィルスが問題視されているわけです。

人種差別と言うには人種への差別、コロナだろうがなんだろうが、日本人だから排除する、中国人なら排除すると言う行為を人種差別と言うと思います。

今回の人間の意識の対象は「コロナウィルス」ですよ。なんか問題をすり変えている様に聞こえるのは私だけなのでしょうか?

コロナがアジア人、中国で広まった背景を鑑みれば、アジア人を警戒するのは極普通の事であり、非難されることでもないと思います。人間の防衛本能の極自然の言動と思います。

各地で日本人がつれない対応された、中国人と間違えられたと言う日本の煽る報道の方が危険だと思います。

日本だって中国人来るな、フェリーを受け入れるなと公言しているわけですから、白人が黄色人をみて「ヤベェ」と反応する事と全く同様の言動をしているのに、白人が悪いとでも言いたげに、可哀想な日本人のイメージを植え付ける様な報道が多いのに誰も何も感じないのでしょうか?

コロナウィルスへの恐怖心は誰でも感じる本能です。

コロナを多く感染しているのはアジアです。

故にアジア人を見れば誰でも「不安」を感じるのは当然の事であり、非難される筋合いは全くありません。

人種差別へすり替えるのは止めた方が良いと思います。この辺が未だ世界から見た時に閉鎖的かつ情報すり替えを巧みにしていると言う「オープン度合いの信頼性の低さ」の評価が垣間見れます。まぁ日本はそれで良いのでしょうがね。

 

マスコミが何を言いたいのか不明ですが、もし人間としてのマナーを論点にしたいとか、不安視するのはわかるが、あからさまに排除する様な言動は如何なもんか?と言う意見があるならば、日本が対応しているフェリーへの対応、中国人への対応、中国への対応、これらも同様に語るべきでしょう。相手方の言動だけではなく、灯台下暗しで自分達の言動も同時に語るべきとおもいます。

その上で、日本のどっかの食堂のオーナーが「中国人お断り」の張り紙をして「非人道的」と話題になっておりましたが、これもまた日本特有の「皆同じでなければ許されない」画一的思考の塊であり「私は中国人はお断り」「私は気にしませんよ」その両方が存在するのが自然と思います。

一般的に他人の言動を非難する人は「他人事」の立場の方が多いです。「中国人お断り」の張り紙を非難するが、いざ自分で中国人を受けいれて自分の家に泊めてあげられるかとなれば「お断り」のはずです。ですので「張り紙」をした人を非難できる人はいないと思います。以前原発問題でも同様の発言をしてますが、原発推進派の方々で、どのくらいの人が自分の身内に原発関連業務に積極的に就く様に言えているのか非常に疑問視です。

ただし「私なら書き方に注意するな」「もう少し回りくどい日本的グレーな表現をした方が良かった」とか「申し訳ないと一言添える方が良いのでは?」などと助言程度の話で終わるなら問題ないと思いますが、非難は誰もできないでしょう。前述しましたが「私は嫌」「私は気にしない」「私は受け入れる」「私は受け入れできないけど、マナーには気をつける」など様々な思考と行動があってしかるべきと思います。

人間の心の問題は、企業などの営利目的集団や国家安全の組織とは違い、国の指針と個人の言動は決して画一化できないものです。神経質な人もいれば、人道的な人もいれば、目立たぬ様にすり抜けたい人もいれば、周囲について行く人もいれば、唯我独尊の人もいます。日本国が「排除」の指針を出したとしても、個人的に「受けれます」で何ら問題ないと思います。逆に国が「受け入れます」の指針を出しても個人的に「排除」しますでも問題ないと思います。国の立場と個人の立場は責任範囲がまるで違います。同様であるべき背景はありません。

世界的に情報によって操作されている風潮が見られますが、自分の心の声を聞く事と思います。そして意見は言えますが非難は止めた方が良いと思います。

日本と言う国と文化なので、多様性を受け入れる事は難しいとは思います。しかし知識という側面に於いては「多種多様」とは何かを考え直してみるのも良いと思います。

非難は会話にはなりません。

人の心は多種多様で画一化はできません。

ましてや今回のコロナ問題は人種が対象ではなく、ウィルスが対象です。

中国人でも賢明に尽力を尽くしている方々も無数にいます。日本人も多くの方々は陰で他国を支えています。どの国も閉鎖的な方、開放的な方、保守的な方、寛容的な方、利他主義的な方、利己主義的な方、色んな人間がおります。マクロ視点とミクロ視点を明確に認識し、情報に惑わされず自分の心の声を聞いて、自分で考え、自分で選択し、自分で言動を決めていってもらいたいもんです。

先般、タイが発表したエイズワクチンが効果がありそうな報道も出ております。本当に多くの各国の医療関係者が24時間寝ずに対応を図っております。一方で待遇の問題でパニック症状を起こしている方々もいる様です。カンボジアは彷徨えるフェリーを受け入れた様です。日々感染は広がっており中国国内の活動再開も不透明のままです。経済的影響は確かに大きいのですが、各メディアこそ人道的視野に立って情報展開を率先してやって頂きたいと願います。

報道はされておりませんが、相も変わらず経済界では経済至上主義活動は継続されております。お金に振り回せるのではなく、お金を管理して頂きたいとこれ又願います。

同時にこれを機に日本の労働者も「何の為に生きているのか」再考して頂き、すこし歩みを止めて家族と共に話し合ったり、好きな人との時間共有を増やしたり、世界に視線を向けてみたり、自分自身の身の回りをもう一度整理整頓してみるのも良いかもしれません。

アフリカでまた別のウィルスが発生した様な報道もあります。

1日でも早くコロナウィルス問題が解決される事をお祈り致しますと同時に世界の医療関係者の方々には、心より敬意を払い「二次感染にお気をつけて頑張っていただきたい」と思います。