汚れた悲しみ
弁護士事務所に、自分がネットに書き込んだ内容が誹謗中傷に該当するのか判断してほしいと問い合わせが殺到しているとのこと。
その報道を見て、
誹謗中傷"した側"が
「これってセーフですよね?」
「私の書き込みは大丈夫ですよね?」と問い合わせが殺到してるそうな。人を殴っておいて殴ってない判定をもらいに行くのか…
と描き込んだ投稿に16万件の「いいね」がついた。
・不安になるなら初めからやらなければいいのに。
・問い合わせするぐらいなら素直に謝ったほうがいい。
・言葉が出ません。酷すぎる。
言葉は時に、凶器になります。
と投稿が高まっている。
本当に崩壊状態にしか見えない。
*自分の言動の善悪を他人に判断してくださいと思う思考
*言葉は狂気にもなると言い聞かせるレベル
*非常識的人間を非難する思考
自分たちの姿が見えていない証拠だ。
ウェブ上に誹謗中傷を平気で書き込む愚かさはあまりに情けないが、毎朝ワイドショー見て他人の不倫を非難したり、政治家を非難したり、親や上司をバカにしたり、国や会社を非難したり、今回の誹謗中傷問い合わせの人間達を非難したり、見下したり、両方とも何の違いがあるのだろうか??
TV番組での内容や、Web上での投稿内容、多くの人間が喜んで笑って話している内容は、全て他人の批判や評価。
自国民が、これほどの思考崩壊に至っている事への恐怖やショックは無いのだろうか?全ては「私は違う」と思っているのか?
側から見れば、今回の誹謗中傷した側も、その誹謗中傷を見下している側も、全く同類の人間にしか見えない。今の日本人の多くがそのレベルの人間と化したとしか見えない。
小さな国の中で、同じ人種の人間がお互いを見下し、非難し、否定しあい「私は違う」「自分はこいつらと違う」と思っている愚かさ。自国民がこう言った問題を起こしている事への悲しみも感じない。他人を批評する前に自ら襟を正そうと思わない。イジメは良くないと言いながら、異質なものを平気で排除する幼さ。
「狂気」としか表現できない。
自分たちの国民の問題なんだ
自分たちの地域の問題なんだ
自分たちの会社の問題なんだ
自分たちの家庭の問題なんだ
自分たちの友達の問題なんだ
なぜ、自分達の問題として認知しないのか??
自分の言動の善悪を他人に判断してもらわないと、わからないという現象は、本当に人間として社会として末期状態なんだ。呆れる前に、悲しめよ、馬鹿にする前に恐怖を感じろよ、全て自分たちの国、日本の中でのことなんだ。
ここ暫く、日本はジョーカーが降臨したと述べているが、、今回もまた悲しみを禁じ得ない。
愚かな罪を犯す奴も、それを非難する奴も、自分だけは拘らないようにリスク回避しかできない奴も、私はこいつらと違うと思っている奴も、平気で自国の政治家を馬鹿にする奴も、上司を見下す奴も、親を馬鹿にする奴も、全部同じレベルの人間なんだ。
そんな人種が何十万人もいると言う恐怖。
本当に日本はこのまま崩壊するだろうか、、、