心と体 危機感の矛盾性

今回のコロナ問題、様々な追加情報が飛んでいる中、非常に気になる情報がある。

アメリカ空母内で感染が広まったが、感染者の6割が無症状

今度はマリオン刑務所で調査した結果、2300人の感染者のうち
2028人が無症状だったことが判明した。

それを受けて他の刑務所でも検査した結果、合計3277人の内
96%の感染者が無症状であると結果が出ている。

各国で感染者数、死亡者数を公表しているが、それはあくまでも検査を実施した分だけで、無検査を含めたらどれだけの人間が感染しているかは、全く不明。上記の無症状比率を考えると、80億人の内40億人以上の人間が既に感染し且つ無症状の可能性もある。

現在何故無症状なのか判明していない。

偶然なのか?抗体があるのか?単に未だ発症していないだけなのか?全く背景はわかっていない。人類は「無症状」に対して多くのエネルギーをかけていない。

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人間と言う動物は、普段リスク回避をする生き物だが一定のリスクが目の前に起きると、リスク回避からリスク受容へと意識を変える。「あまりにも誇張が多い」「新型コロナウイルスはインフルエンザのような単なるウイルス」「感染するのがむしろ困難」「騒ぎすぎだよ」と思考は変化する。「遠く離れた脅威」に対して適切に反応できない動物なのです。身近に重症化した感染者がえない限り、どっかで「大丈夫じゃない」と言う意識が働くのである。

防衛本能?パニックが引き起こす拒否反応か?などと言われておりますが、人間と言う動物はそのように変化する動物なのです。思いなどの「心」で貴方は貴方の「体」をコントロールする事は出来ないのです。人間の脳は矛盾を好みます。

倫理と本能、感情と知識、回避と受容、、、、

ダメよダメ、、と思っていても貴方の体は勝手に反応していく。

至極当然のことであり、それは人間である証拠。普段我々は全く意識していない。では貴方は今、思うだけで貴方の心臓を止められる?出来ない。願うだけで病気を治せる?出来ない。そう「心」と「体」は別物である。

危機が迫っていると分かっていても、大丈だよと行動をとる。

この人間と言う動物の特徴が在る限り、人類は滅亡への道を辿る可能性は非常に高い。

「今後数十年で1000万人以上が亡くなる事態があるとすれば、戦争より感染性のウイルスが原因でしょう」と述べている人がいる。「21世紀は人間の滅亡を賭けたロシアンルーレットと同じ状況だ」と述べている人がいる。6分の1の確率で21世紀中に人間が滅亡するというシナリオを述べている人がいる。リスク回避に生きながら一方でリスク受容の行動をとる人間の矛盾性。

非常に危険を孕んでいる事は間違いない。

今回のコロナ問題、少しでも人間と言う生き物は動物であり、矛盾を好む事実を再認識するきっかけとなってくれるだけでも「自覚」を産む。そして貴方の「思い」も「体」も、微弱な電気信号で動いている事実。その微弱な電気信号は何処から発せられているのか?