貧相な精神 ジョーカーは不滅だ！

現在、新型コロナウィルスが世界中で感染を広げている。日々見えない不安が広がっている中、経済救済なのか人命救済なのか議論が激化している。

どちらも重要な事は間違いない事実である。

ただし忘れてはいけないのは原理原則であり、それは経済の為に人間が存在している訳じゃ無い。人間が生きているから経済活動が生まれてくるのである。

原理原則を鑑みれば、何方が優先事項なのかパニックならずとも明白な答えである。

しかし今日の社会、ヒステリックに批判のしあいしか見えてこない。

何故経済支援を明確に且つ端的に表明できないのか？

極端な表現すれば「お金」は刷ればいい。造幣局が「お金」を生産すれば良い、国が一人当たりの月給を30万円も50万円も払えば良い。何故できないのか？

そこを思考すればいい。

其処には色んな問題が発生する。日本と言う単独の国だけを見ていれば良いと言う問題でも無い。雁字搦めの問題が山積みになっている。それを理解せずに批判してばかりでは子供レベルの知能であろう。

非建設的な不平不満だけの人間はあまりに知識不足で知ろうともせず、己の物差しでしか物事を測れない小器の人間になっている。もっと世界や経済を認識し、様々な問題が生じている現実を認識すべきだろう。

一方で世界のリーダーは、多くの庶民は日銭で生き延びている者達が多いと言う現実も認識すべきだろう。少しの不安で病的に心配する人種も多いのも認識すべきだろう。何故国民がパニックなるのか一層理解を深めて不安に怯えている国民の感情を包み込まなければリーダーでは無い。

そして全世界の政府は、既存概念を取り払い議論すべき。

資本主義自体のシステム変更も一時的に必要かもしれない。一時的に金融システムを変える事もありかもしれない。ウィルスに関しては専門の医療分野の人間に託し、政治家がやるべき優先順位は「衣食住の確保」この生活の基盤確保をどの様にして行うのか？至急に国民へ状況説明をすべきであろう。

現状難しいと壁になっている前提は、現状の延長線上に姿を描いているからである。本来この問題は単純明快な問題であり、難しい事は一切ない。しかし現実は、歴史という点の集大成が今日の線となって現れている為、どうしても過去の線の延長線上に答えを見つけようとする。そこに非常に困難な矛盾が生じてくる。

ましてや、現在世界経済は実体経済とは大きくかけ離れた世界に突入している。現金がなくても、通帳に「10000」の印字が有れば「お金」があると言う事になってしまう経済社会。国民がATMで印字さえできれば、携帯電話で残高数字を増やせれば「お金」がある事になる社会。それを利用しないては無いだろう。

怖いのは既得権である、今世界を牛耳っている人間が既得権を失う。今、偉そうに高額所得でもて早されている者達が既得権を失う。人間の欲望が「今」を守ろうと必死に足掻く。人間の欲望が単純な問題を複雑化し、如何にも正論の様な理論武装を生み出し世界中で「難しい」「出来ない」「そんな単純な問題じゃ無い」と喚き散らしている。

本当に世界中の不安に怯えている民衆を救おうとしたら、とても簡単な事である。全てをゴハサンしゼロからやり直す、もしくは現状を一旦置いておいて全世界政府が管理し「生活基盤」の保証を行えば良いのである。

まともな人間はこの状況下、何を感じるのか？

医療関係者の努力

生活インフラを担っている人達

病気で苦しんでいる者達

明日の不安で眠れぬ夜を迎えている者たち

そう言った人達への想いが湧き上がっている。

そしてそう言った人達への思いを馳せている者達は、社会の中でひっそりと声も出さず言動に注意を払っている。

一方、表に出てきて喚き散らしている者達は「経済だ」「お金だ」「生活だ」「不便だ」「政府が悪い」「外国人が悪い」「中国人が悪い」そんな愚かな発言だけを繰り返し最もらしい議論を続けている。醜態を晒している者達が世の中のリーダーだと言わんばかりに騒いでる。

人間が如何に愚かな生き物に化してしまうのか？

ジョーカーが君臨している国の民が如何に貧相な精神に蝕まれているのかを見事に証明している。