かたちにならない約束

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かたちにならに約束

それは終末

生まれたその瞬間、、
滅亡へと向う、、、

出会いの瞬間、、
別れへと向う、、

幸福はどうなる

愛とは一体何なのか、、

現在に生まれながら
過去に生きている、、

人間は永遠ではない、、

どの様な時間を過ごそうが
必ず人間は死へと向う

その数十年なのか
もしくは数年、、、
もしくは数時間、、

生きている時間を楽しむしかない

恋をして、、
泣いて笑って、、

世界を広げながら、、

不安と希望に困惑しながら

それは非常に虚しくも思える時がある

同じことの繰り返し、、

どんなに頑張っても、、
結局は、、、無

かたちにならない約束、、

虚しさが心を埋める



夕焼けの赤が、血潮に見える
真赤な薔薇が、、血染めに見える

堕ち行く花びら一枚に
あの日の自分が見える、、、

あの日、あの時、、あの場所で
笑っていた自分に疑いなんて無かった

一緒に生きていけると思っていた
一緒に時間を過ごすものだと、、

けれど、、
今、空を見上げているのは
自分だけ、、

横には誰もいない、、、

時々誰かが、、
ふと立ち止まってくれるけど

それはまるで、風に舞う
落ち葉のように
螺旋を描きながら
去っていく、、、、


感謝をしてない訳じゃない
想われる幸福を知らないわけじゃない
生きていく事を放棄した訳じゃない

それでも
私の眼は、あの日を見ている

悪いと思いながら
今日の人を向かえ
明日の人を探し

人は、、、
記憶に生きられる、、

人は、、
想いで生きられる、、

夢から醒める事無く

この身体が滅亡するまで、、、

きっと生きていける、、、

心が冷たい人間なのだろうか

かたちにならない約束を今でも信じている

それが人生なのかもしれない、、、

心と身体は、根本が違う、、
愛がなくても感じる
楽しくなくても笑える、、、
心を殺しても生きていける、、

それが不幸とは思えない、、、

約束がかたちになったとしても、、
きっと幸福とは別もの、、

人間なんて勝手なもの、、、

それを知っているから、、、、

かたちにならない約束が良い、、、

それが、はかなさ なのか、、、

人間の一生なんて、、儚いもの

生まれ育ち、、、
幻へ、、ようこそ、、、、、