生き延びる

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生命力の強い者が生き延びる

と世間では言っているが、、
疑問に思う


卑劣で弱く、ずる賢い方が
生き延びるように思えるが、、


生き延びる為に首切りを行う企業
その為に、弁護士を使い法の網を
探りまくる、、


首にならない為に、、
社員も法的な対応を必死こいて
調べまくる



何処へ行こうが、何をやっても
生きていけると思っている奴は
理不尽な企業にしがみつこうとも
しないだろうし、相手が姑息だから
こちらも姑息に、、とはならないだろう




江戸から明治に変わる頃
生き延びた奴は、決して強い
もんではなかった、、、

弱いもんは徒党をくむ
民主主義は数の世界、、

恐竜は絶滅し
ゴキブリは何億年も
生き延びている、、、


無謀さと強さは表裏一体
謙虚さと弱さも同じこと

サラリーマンの世界でも
スポーツ界の世界でも
芸能の世界でも、
政治の世界も



強さ=賢さ=リスク回避
の図式においては、、、
強さ=生き延びるとなるだろうが

精神的に強いものや
肉体的に強いものは
基本的に権謀は抱かない

ボクサーにはコーチがつく
武将には権謀者がつく

その両方を兼ね備えた生物は
俗世間とは交わらない



見て見ぬ振りを取るしかない
生物が、結局は正論を作り出す

その時代の正論は、未来に色あせ
時代の罪人が、未来の栄誉を手にする

それでも有史以来、、
人間は在りたいと思う姿を
現実とは区別し、弱さを持って
生き延びて、生き延びる為に
正論を創り上げ、、、
「仕方ないさ」の哀愁を漂わせる。

理想と現実の矛盾を抱え込めない
弱さがある、、、、

その弱さを兼ね備え、生き延びた奴が
強いものとして呼ばれ始める

弱い奴は強い奴に挑めない
挑めないから、リスクを背負わない
草葉の陰でじっと息を潜めて
無謀な強さを冷ややかな笑みを
持って評論し始める

それが時代の正論である

それが世の中である

それが人間である

それが矛盾回廊の根源である