無題

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あの視線が忘れられない、、、、
突き刺すような冷たい視線、、、

寒気と同時に私の身体にショックが走り、意識がとんだ
周りの音が消えていく、、、

汗、鼓動、、あいつの息遣い、、、

話では聞いていたが、まさか自分が今、、、

動けない、、、声も出ない、、、、
震えてる、、、相手が震えてる、、?

こっちでしょ?震えたいのは、、、

匂いまでもがいやな感じになってきた、、

ドアが開いた

押されるように飛び出した、、、

あれはなんだったのか?

暫くしてようやく意識が正常に戻り始めた、、。

あの日、突然感じた不思議な経験、、、

あの日以来特別身辺でオカシナこともなく過ぎている

一つだけ、、、、あの息遣いと、見えない視線が脳裏に残る、、

自分の妄想だったのかなぁ?
ふと現実を夢と錯覚するが、感触が私に言う
「夢じゃない」

私の身体が感触を覚えている、、。
間違いなくあれはおきた、、、。

時間で言ったらわずかな間と思う、、、

でも、あの鼓動の高さ、、ドクンドクンと波打ちながら鼓膜に響いた、、
痛いくらいに耳の中に響いてきた
はっきりと覚えている、、、、

血の気も引いた、、、
確かに感触はあった、、、

意識的か事故的かわからないが、、、
確かに感触はあった、、、

でも言葉では説明が出来ない、、、

感触はあったが、具体的にどうのこうのとは言えない感触、、

人間の記憶なんてものは、いい加減なもの、、、

いつ、何処で、どの様に、、何時、何分、、、
そんなことを意識して生きてる人は居ないでしょう??

でも現実は、具体的に説明ができないと、虚偽とみなされる、、、

そう私はあの日から、うそつきのレッテルを貼られた、、、、

自分が遭遇した事を、事細かに説明できない事から
妄想癖の悪趣味の人間として、、
レッテルを貼られた、、、、

悲しいことに、自分自身でも夢に思えるくらいなのだから、、でも
それはおきた、、、間違いなく起きた事なのだ、、、。

本当に人は、全てを言葉で説明できるだろうか、、?
今日の一日全てを、記憶に留めて、明日、明後日、しっかりと
説明できるだろうか?

そんなのッ無理、、、

交差点では、通行する車両は全て徐行
法律では、そうなっているが、現実誰が徐行してる?
でも何かが起きれば、交差点で徐行しましたか?
してないね、、ハイ貴方の過失、、、

そんな理屈が現実だ、、、。

私はうそつき、、、
自分の体験も説明できない愚かな人間、、

覚えているのは、見えない視線と身体が感じた感触、、

息が掛かる、、
汗が流れ、、硬直している、、、

どうして?やめて、、、
御願い、、やめて、、、
いやぁ、、、、、、、、、、、