経済格差

 表 世帯主の年齢階級別所得再分配前後の等価可処分所得ジニ係数の前回比較(総世帯)
 
注)所得再分配前の所得とは,公的年金・恩給の給付を含まない税込みの年間収入。
   所得再分配後の所得とは,租税や社会保険料の支払,年金給付等の移転所得の受取後の年間収入(年間可処分所得)。
 
 
一概には判断できないが、参考には十分であろう。
 
面白いデーターの一つに、、、
1930年後期頃まで、日本の高所得者達の富の分配比率は20%程度であった
1945年の終戦後7~8%を推移している。
 
世界的に見ても、45年を挟んで前後では、大きく変化を起こしている。
 
見えないところで、管理されている事が顕著に解る。
 
同時に日本人の中流意識は1960年代頃から然程変わっちゃいない。
中の中と思っている人達が52~55%の間で推移している。
 
 
アメリカは格差指標数は高いのだが、同時に中の上の意識者数が多い。
同時に高額所得者の分配比率も戦前の18%前後の比率に戻ってきている。
格差はあれど、分配される事によって、庶民は結構中流意識が高くなって証明だろう。
中の中以上の意識者数が70%に近い数字を叩きだしている。
ジニ係数は当然日本よりは高いのだが、、、、。
 
そうなると、、、、所得格差の是正よりも、、、
意識結果が重要視され、、、、
 
経済の回転数を上げるには、欲望に火を付けて格差を抑えない
但し、当時に分配を怠らないで行い、国民の格差不満を起こさせない。
 
この方向へ流れて行くのだろう、、か?
 
詰り戦前の環境へと逆戻り???
 
個人的意見は、、、人間のペット化が必要と言い続けているが、、、
それに近い方向へ行く可能性が有る。
 
必ず、人間は苦労しないで生きたいと言う願望がある
つまり何もしなくて生活が安定補償されればそれで良いのである。
 
しかし同時に、そう思わない人種もいる。
 
この比率を考えると、大方の人達は働くことなく生活が
安定保証されたら、それに越した事は無いのである。
 
中流意識の大切な点は、、、
経済的にもそうだが、教育等の個人の権利と自由もポイントとなる
その辺のバランスが大切になる。
 
ここに格差を否定することなく、民衆の不安、不満を増殖させない
方向性が見えてくる。