しかたがないし
東京都清瀬市の私立中学校で、中学2年の男子生徒(13)が同級生からいじめを受け、重傷を負った事件で、男子生徒が事件後に母親(47)に手紙を出し、当時の感情を「死にたかった」と打ち明けていたことが9日、分かった。
両親らは同級生のうち1人について、男子生徒に暴行して全身打撲のけがを負わせたとして、傷害容疑で捜査を求め、被害届を提出。警視庁が捜査を進めている。
(産経ニュース)
大津市の中2男子自殺で、いじめの加害者とされる同級生3人のうちの1人が、今年5月、担任の女性教諭に暴行し、手の指の骨を折るけがをさせていたことが9日、捜査関係者などへの取材で分かった。滋賀県警が7月、中学校などを家宅捜索して押収した資料のほか、学校関係者への聞き取りで明らかになった。学校側は県警に事件の相談はしなかったが、県警は今後、学校側に被害届の提出を求め、傷害事件として捜査する方針。
(産経ニュース)
大阪府貝塚市で昨年10月、高校1年の男子生徒=当時(18)=が「金が払えない」とメモを残して自殺していたことが27日、貝塚署への取材で分かった。大阪府警は同日までに、当時同じ高校に通っていた少年ら3人がひったくりを強要したとして、強要容疑で捜査を始めた。(産経ニュース)
宮崎県西都市の私立高2年の男子生徒(17)が川に落とされるなどの集団暴行を受けた事件で、宮崎地検は9日、暴力行為等処罰法違反(集団的暴行)などの容疑で逮捕された少年3人のうち、2人を同法違反などの非行事実で宮崎家裁に送致した。(読売)
小、中学の同級生から階段で突き落とされるなどのいじめを受け不登校となり、対人恐怖症などになったとして鳥取県米子市の少女(15)が、近く米子署に被害届を提出することを9日明らかにした。同日、市内で取材に応じた。(日刊スポーツ)
小学6年だった長女(12)へのいじめをめぐり昨年10月、同級生の男児を殴り軽傷を負わせたとして、傷害罪に問われた石川県内灘町、父親の飲食店経営者(53)に、金沢簡裁は8日、罰金30万円の判決を言い渡した。
裁判官は判決理由で、いじめで不登校になったが登校を再開していた長女が事件前日、いじめの再発を心配し男児を殴るよう父親に訴えたと指摘。「娘をいじめから救いたい、安心して学校に通わせたいという子を思う親の自然な感情から生じた」としたが、「一方的に殴ったのは到底許されない」と述べた。
(西日本新聞)
同級生からたばこの火を押しつけられるなどのいじめを受けたとして、仙台市内の私立高2年の男子生徒(16)が宮城県警に傷害容疑などで被害届を提出した問題で、同校は9日、「生徒はいじめを受けていた」と認めた。一方、火を23カ所押しつけられた「根性焼き」については「生徒が自分でやった」として「いじめには当たらない」と説明した。
同校によると、被害生徒が同級生3人から殴られるなど複数回の暴行を受けていたことが判明、「いじめに当たる」として、3人を今月3日付で自宅謹慎処分にしたという。
(毎日新聞)
埼玉県在住の中学2年男子生徒(13)が以前通学していた東京都多摩地域の私立中で同級生からいじめを受けていたとされる問題で、両親は8日、警視庁東村山署に被害届を提出した。同署は受理し、傷害容疑で調べる。
両親によると、男子生徒が中1だった昨年4月、同級生の男子に校内で後ろから突き飛ばされ、首から下を壁に打ち付けた。肩や足も強打し、約1カ月間通院するけがをしたという。
(毎日新聞)
東京都多摩地域の私立中学校の同級生から暴行されるなどいじめを受けたとして、埼玉県在住の中学2年の男子生徒(13)と両親が8日、警視庁東村山署に被害届を提出することが分かった。両親はこれまで4、5回、同署に被害届を出そうとしたが、いずれも拒否されたという。
母親によると、男子生徒が中1だった昨年4月ごろからいじめが始まった。ハンドソープで髪の毛を洗われたり衣服を脱がされたりしたといい、担任も把握していたという。(毎日新聞)
広島県警安佐南署は8日、同級生に腰の骨を折る大けがをさせたとして、広島市安佐南区の同市立中学校3年の男子生徒(15)を傷害容疑で逮捕した。同署によると、被害者の男子生徒(15)は中学2年時からいじめを受けていたらしく、いじめの一連の行為とみて捜査している。(毎日新聞)
(NHK ニュース)
それにしても多くの事件が発生しているものだ。
その割には、相も変わらず3面記事的な騒ぎだけ!
なんとも冷酷な国民が増えたものだ、、、。
大人事態が狂い始めたのだろうな、、、。
いじめの構造でいえば、被害者、加害者、観衆(あおる人)、傍観者(見て見ぬふりの人)が、それぞれの立場でいじめに関与しています。問題はそれぞれの意識の違いです。そこにいじめ問題の対応の難しさがあり、教師が一番苦慮している点です。だからこそ教師は第一に、いじめられる側に寄り添ってほしいのです。いじめる側から見れば、いじめられる側にも問題があったと言うでしょう。教師はそうであっても、いじめられる側に無条件に寄り添うのです。(毎日新聞)
子ども未来法律事務所の徳岡宏一朗弁護士は、被害者の親が、民事訴訟によって事実解明を試みるリスクをこう語る。
「原則では、被害を訴える側が、加害行為や因果関係などを実証しなければならない。子供を亡くしたうえに、親が実証責任まで負うのは過酷すぎます。生徒を自殺に追いやった場合は、学校と教育委員会がどのようないじめ調査を行うか文科省が定め、いじめが認められれば、自殺との因果関係も認めるというように、制度そのものを変えなければならないと思います」(NEWSポストセブン)
東京・清瀬市で男子中学生が同級生からいじめや暴行を受けていたとして警察に被害届を出すなど、いじめの被害を訴えて警察に捜査を求める動きが相次いでいます。子どもや親の間にある学校への不信感が背景にあるとみられ、専門家は学校がいじめの問題に対処できるよう支援する体制作りが必要だと指摘しています。
(NHKニュース)
報告の対象も「発生件数」ではなく「認知件数」に。文科省が統計上の件数の減少にとらわれていることが、教委の隠蔽(いんぺい)体質につながっているとの批判を受けたためだ。いじめを発見するため、アンケートなどで子どもたちから状況を聞き取ることも求めた。
しかし、大津市の事件では、いじめが見過ごされたうえ、自殺後のアンケートも、真相究明のために十分に活用されなかった。
名古屋市の小学校教諭岡崎勝さん(59)は「子どもは以前より親に気を使って、いじめられていることを言わなくなるなど、指導は難しくなり、時間がかかるようになっている」と話す。「国は、言い訳的に事後に何かするよりむしろ、学校現場の困難な状況などを継続的に情報発信して、仕事をしやすい環境をつくってほしい。それが事件を未然に防ぐことにつながる」(東京新聞)
かつて子どもの周りにいる大人たちは、毅然とした態度でいじめの問題に接していました。私が幼少の頃にも、そうした大人たちの姿があったことを思い起こしています。
日本が抱える大きな問題を乗り越えるためには、まず何よりも、「助け合い、支え合う」存在であるという人間の本質を、子供たちの心に響かせていくことが大事なのではないかと考えています。
まぁ大人が単なる観衆と傍観者に成り果てているもんな!
結局大人事態がリスク回避をしている。
どの様な行動をとれば良いのか解らないのである。
それ自体が既に国民全体が病んでいる証拠になるのだが、、、
中に住んでいる人達には解らないだろうな、、、
自覚症状が無い病気であろう。
制度や決まり、立場や法律、、、、
あぁでもないこうでもない、様々な人達が
各々の立場で感じる事や、見えている点を述べてはいるが
まぁこれも自然と時代は流れ、それで終わるだろうなぁ
赤信号の横断歩道で待っている時、、、
一人の人間が車の様子に注意しながら
信号無視で横断歩道を渡り始めた、、、
急いでいた事もあり、途中で横転、、、
ふと道路を見れば、車が来ている、、、、
横転した人は痛くて立てそうもない、車にも気付いていない、、、、
「赤信号だから助けに行けば法律違反」
「当人が信号無視したので自業自得」
「可哀想だけど、、、、」
「周囲の人も動かないし、自分も助けに行かなくても、、、」
案の定、、、死んだよ!
「転んだだけで、直ぐに起き上がると思った」
「まさかこうなるとは、、、」
「仕方が無いよ、、、」
「信号無視の側にも責任があるよ」
「横断歩道に柵を付ければいいんじゃない」
「赤信号の時に救助の為に法律を破っても良いの?」
「あの時点で助けに行けば、自分も巻き込まれたし」
そんな会話が飛び交う、今日この頃の日本である。