日系企業の落日、、、はぁぁぁ? おいおいちょっと待て!

パナソニックの津賀一宏社長は、次のように指摘する。

 「パナソニックは、デジタル家電市場という、新たなインフラを立ち上げることに取り組み、それをリードする役割を担ってきた。それが重要視されていた2005年までは負けてはいなかった。しかし、それが一段落すると、今度は端末競争になる。そこでは、技術がモノをいうのではなく、デザイン、マーケティングが重要になる。そのフェーズにおいて、パナソニックは、技術やモノづくりに自信を持っていたために、お客様視点の商品を十分に展開できていなかった。これが2006年~2011年であった」
 
パナソニックソニー、そして私の古巣であるシャープは、今年、社長交代に踏み切りました。いずれの会社も巨額の赤字に対して責任を取ったものですが、赤字の主な原因は薄型テレビ事業での韓国企業に対する敗北です。
そうした苦境を反映し、パナソニックの津賀一宏新社長は「もはやテレビは中核事業ではない」とおっしゃいました。
 
薄型テレビを例に日本の製造業の敗因を分析すると、「投資戦略」と「自前主義」に行き着きました。日本の家電メーカーが同じ轍を踏まずに競争力を維持していくためには、国際的に協力関係を結んだ企業間で知識や技術を摺り合わせる「インテグラル化」を進めて、高度な知識創造を行うこと。そして、製造では「グローバル化」を大胆に推し進めることが必要だと思います。
「世界規模のたたき売りに巻き込まれては、とてもやっていけなかった」と語った。そして「国内のライバルを意識して、ひたすら画質、音質にこだわって開発競争に明け暮れていた。そして気がつけば、海外市場で消費者に選ばれたのは画面でも音でもなく、安くてデザイン性に優れた韓国・サムスン電子のテレビだった」
 
いずれも、ネットで見れるニュースの抜粋だが、、、、
 
 
つまり、日本の業界とマスコミは、、、
 
投資のやり方のミス
自前主義
顧客を見失った
 
この3点に理由を決めているようだ、、、
 
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これらの記事をを読んでいて思うのは、、、
 
顧客のニーズを省みる文化は、元々日本にはないでしょ?
 
職人が良い物を作り、その価値を見いだせる客が物を買うのです。
つまり、職人主導で、顧客主導では無い!
これが日本である
 
国民全体の知的レベルが高い故に、プロの仕事の価値を
見いだせる国民が多い訳ですよ元来は!
だから、職人は良い物を創れば、お客は解ってくれる
そう、信じ、、我武者羅に良質を求めてきた。
故に技術や品質は、世界でもトップクラスまで上り詰めた!!!
 
 
そんな文化の国の方々が、、、
よく言いますよねぇ、、今更、、、、
ほんの10数年前までは、日本のPC,TV等は
海外では使えなかった!
顧客主導ではないので、利用者側の利便性は考えてないので
100~220Vまで自由に使える設定をしてなかった!
TVの映像方式も、日本以外では見れない物だった。
 
しかし、ずっと前から、海外製品は、100~220Vの自由選択
TVもどの国へ持って行っても、自動で受信できるように作っていた。
 
日本の製品は、少しでもお金を得られるように
小出しに機能を付けていく!
販売戦略の一つでもある。
 
しかし、世界は違う!
インターネットを無料で開放
電圧や受信方式や、電波方式、言語、、
様々な環境が違うものに対して、昔からマルチに対応し
利用者側は、その製品を使い、価値を得られるようにしておいて
結果、製品が売れていく、、、、、
 
現在、勢いのある韓国、中国の考え方はこれに近い!
客が何を望んでいるのか!?
日本の家電メーカーに、粗末だ、品が無いと笑われても、、、
客がそれを望んでいるならば、それで良いと走ってきた!
 
ここに、元来の文化の違いが存在する!
 
最近のマスコミや業界の連中の話を聞いていると
如何にも、謙虚になって改めて頑張ろう的な、浪花節が聞こえるが
元来、客の意向など然程気にせず、物作りをしてきたのが日本なのである!
 
で!、ここで言いたい事は、、、、
その主義主張を変えるな!ってことだ!
その培った、職人主導の文化は何千年のノウハウが含まれている。
それを、高々10年20年の不況に左右されて、大事な文化を捨てる
事自体が、狂気の沙汰である!
 
目の前の利益にばかりに囚われ、肝心の「自分」を見失う!
 
日本は、世界とは違う”!
 
時代の流れが変われば、又、職人主導型の良い物が売れる!
ガタガタ騒ぐなよ!どんな苦境に立たされても、背筋伸ばして
日本人として日本国家としてビシッと立っていろ!と思う。
 
庶民は騒ぐものだ!
目の前の給料が減れば、、、ピーピー
残業が増えれば、ピーピー
管理者はそう言ったもの達を、時代に振り回され
自分達の道を見失わない様に先導、指導するのが管理者である!!!
 
処が昨今の経営者始め、管理者達は、、、
社員に同調する様な言動を取る!
政治家と一緒で、席を確保するためには
社員に好かれなくてはいけない!
故に、良い上司、物分りの良い上司、を演じる!
 
未経験や、若輩者が、どうやって大局観を持てるのか?
未経験や、若輩者が、どこまで物事を理解しているのか?
 
その、世間を知らない連中の評価を恐れ、同調する様な
言動を取り、好評価を得られても、そんなもんは意味をなさないだろう!
 
根本的な問題点を履き違えて分析し、策を取り、判断をする
 
これが、、、ここ10年、20年の日本の犯したミスである!

何も「お客様の意向を軽視した」なんて関係ない!
 
投資の仕方もミス?なんて言っているが、、、
元来、職人、労働者の集合体だ!
投資なんて解る訳なかろうもん。
 
良い職人さんが、売れた営業マンが、経営者になる土壌だ!
投資なんて経営は、苦手なのである!
これかもそれは変わらない!!!
だから、その点を指摘しても何にも問題解決にはならない!
 
労働者の集合体故に、、、
独立採算で、切磋琢磨させ、互いに競争しあうの好きなのだ!
 
労働者の集合体である以上、自前主義は必要である!
 
 
 
過剰投資が不振の原因などと言うが、、、、
日本の経営者達で、投資の仕組みや意味合いを理解している連中が
何人いるのか?そしてそれを理解できる社員達は何人いるのか?
ましてや、国民レベルになったら??????
 
そんな土壌の中で、投資ミスだなんて言っても意味が無いだろう!
 
職人さんは、互いに競い合うの楽しいのだ!
そこにライバル心や助け合いの精神が生まれ
持ちつ持たれつで、技術や物を培っていくのである!
 
それから世界との共同作業なんて出来る訳なかろう!
違う価値観を受け止められない度量の人間達が
どうやって共同作業を行うのか?
 
都合の良い様に、利用できる処は利用して
競争し合う処は競争して、、、なんて理屈は
所詮、同価値観の労働環境下では通用するが
世界では通用しない!
 
職人の集合体じゃないんだ、、、、
狩猟民族とどうやって農家が手を結ぶのか?
 
根本的に、ずれた認識浅い知識とずれた分析
間違った政策を打ち出している体質が蔓延っている以上
何をやっても、抜本的に解決とはならない!
所詮、その場しのぎの誤魔化しにしかならない!