グローバル

日本は100数十年前に開国した時以来
グローバル化と言う壁にぶち当たったまま来ている
 
閉鎖的な社会を持って、和を尊んできた民族国家
 
今もってその本質は変わらない、、、、
昔、鴎外が「日本は未来永劫普請中」と言い切った
 
まさしく、「世界の基準値を参考に改装中」の看板を
下げる事は、未来永劫無いだろう、、、、、
 
それが見えるものから言わせれば、、、
早く鎖国状態へ近づいた方が日本の為と思える
 
優秀な日本民族の特質と日本国家の良さが
鎖国を持って活きてくる。
 
 
先般、自覚の欠如を書いたが、まさしく
日本と言う全体が自覚を持たない
 
流された情報を鵜呑みにして
その気になって、きちんとした分析、認識がなされていない
 
 
 
韓国勢が世界の市場占拠率を高めている
 
どの国に於いても韓国製品の販売シェアーは高い
 
 
3軒並んだお店があった。
右のお店は「当店10%引き」
左のお店は「当店15%引き」
真ん中のお店が「入口ここ」
と看板をあげた!!!!
 
 
これが韓国の戦略である
 
韓国商品が売れるのは当然である
 
高価格、高品質の日本
低価格、危険?の中国
中価格、上質の韓国
イメージ 1
 
 
 
その上で、、、、日本はどうしたいのか?
 
そこが最も肝心な部分であるが誰も決められない
 
なぜならば、、、、
日本人は優秀であり、どの戦略を取っても
メリットデメリットが見える故に、これと言った結論が出せないのである
 
物事を知らなければ、突っ走れる強さがある
優秀が故に、色々なものが見えて判断できない
 
多くの物を持っていなければ失う物がない強さがある
多くもの物を抱えているが故に、慎重にならざるおえない
 
どう考えても日本の今の状況は変われない
 
 
 
世界中に日本の企業が進出している
進出している企業の日本の本体で英語が通じる企業は
一体どれだけの割合なのか????
 
海外に物を販売しておきながら、英語でやり取りできる
企業は一体どれだけの割合なのか??
 
海外で会社を興しながら、現地の事情をどれだけ
認識し、容認し、活動している割合はどれ位あるだろうか?
 
これだけ世界へ進出しておきながら、どれだけ世界の
判断基準を取り入れているのだろうか?
 
 
現実は非常に厳しい結果になるだろう
 
理由は、、、
1、発展途上国へ進出している
  人件費削減、生産コスト削減を目的に出ている故に!
  詰り、日本が優勢で居れる国へ行っているがために
  どちらかと言うと、教わるより教える側に立った思考で動く
 
2、先進国へ出ている場合は、対等になれていない
  英語圏や白人圏に於いて日本人がメジャーになれない
  言葉の問題も大きいが、文化面での問題が大きい。
 
 
勿論個人レベルの分析をすれば、どの国にも
親日派反日派、寛容な人排他的な人、色んな人がいるので
個人レベルでは、様々な事象があるとは思う
 
 
あくまでマクロ的な分析を行えば、遠からず当てはまると思う
 
 
日本人は「拘る」民族である
 
時間厳守 几帳面 職人気質
 
 
これが世界では
異常 と言う言葉片づけられるケースが多い
 
詰り、、、
時間厳守も異常なほどに厳守
本質を見失い、時間を守る事だけがメインとなっている
 
異常な程に几帳面、、、
異常なほどに清潔好き、、
 
良い物は作れるが、押しつけ!
過剰なサービス、過剰な品質!
 
となるケースも少なくない!!!
 
「てやんでい、こちとら良い物を作ってんだ!
 それが解らない客はこっちからごめんこうむる!」
 
これが日本人気質であろう
 
「素人が、、解った様な口きくな」
 
これが日本人気質であろう
客のニーズとは、素人の要望なのに、、、、
 
 
 
しかし、その職人気質を失えば
日本の物づくりレベルは一気に下降する
 
そう言った頑固なまでの気質
異常なまでの拘りがあるので、今の日本を
創り上げてきたのである
 
 
見えないところもきちんと掃除する
見えないところもきちんとおしゃれする
見えないところにもきちんと気付かう
 
そう言った拘りが日本なのであり
それを維持しようとすればグローバル化は困難である
 
グローバル化とは、多種多様な人種と交わり
多種多様なニーズに対応し、多種多様な価値観を受け入れ
多種多様な文化を容認する事である
 
これは従来の日本人には困難である
 
従来の日本人は、教わる事が苦手である
 
教える事ができても教わる事が苦手
ましてや後進国の人に教わるなんてもってのほか!
 
日本人は、自分で学ぶのである
盗んで学ぶのであり、手取り足とり教わるのは馬鹿なのだ
 
日本人は自分達の当たり前の環境を、全てだと思いこむ
 
業者に電話で依頼をする
何月何日何時に約束を取り付ける
当日、待てど暮らせど来ない、、、
「なんて失礼な、どうなってんのこの国?」
怒りがこみ上げ、日本とは違う環境を異常と判断する
 
落ち着いて考えてみて欲しい、、、
先進国で且つ発展した都市は世界にどれだけあろう
 
日本人はアメリカに弱いが、、、
アメリカ人でもアメリカがどこにあるか知らない奴は沢山いる
アメリカ人?でも英語の話せない奴は沢山いる
比率で言ったら、かなりの高い割合で、低知識者が占める
 
ヨーロッパへ行けば、未だに日本人はちょんまげ!なんて
思っている欧州人は沢山いる
勿論、日本がどこにあるかなんて知らない、、、、
 
時間を厳守する
細部まで拘って物づくりををする
周りの意見も尊重して
なんて日本では当然の様に思われている事柄でも
海外では、全く通用しないケースが多々ある
その時に、日本式を一方的に押し込むやり方は
決してグローバルとは言えないだろう
その時に、きちんと説明できない企業は
グローバルとは言えないだろう
 
しかし現実は多くの企業ができていない
 
だって、、、当たり前の事だから、、、
改めて、、「何で??」と聞かれると説明できない
 
ましてや従来の日本は「先ずはやる」
「言い訳する前に、先ずはやってみる」
と指導してきた
 
直近の日本は崩れ始めているが、、、、
 
まったく価値観の違う者達に説明を行うなんてできていない
 
グローバル化とは、日本人にとって一番厄介な事象であろう
 
日本は日本のやり方で生きていった方が良いと思うのだが、、、
そして、その頑なな頑固さが強いては、世界の中で自分の立ち位置を
創造していき、最終的には何が日本人であるのかを世界へ発信する結果となるだろう