今度こそ?!

ミャンマー民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の選対本部は1日夜、同日投開票された議会補欠選挙(改選議席数45)で、独自集計の結果、擁立した44人の候補が全員当選したと発表した。
 選挙管理委員会は約1週間後に結果を公表するとしている。
 NLDは補選が行われた45選挙区で候補者を立てたが、1選挙区で選管に立候補を取り消されていた。「完全勝利」を受けて、ヤンゴンの選対本部前に集まった数千人のNLD支持者は深夜まで道路を占拠し、勝利の味をかみしめた。NLD幹部によると、スーチー氏は1日夜はヤンゴンの自宅で過ごしたという。
 1日深夜(日本時間2日未明)、NLD選対本部前の電光掲示板に「44人全員当選」の文字が映し出されると、支持者から大歓声が沸き、「NLD、勝利!」の連呼が続いた。ヤンゴンの選挙区から下院に初当選した社会活動家のピューピューティンさん(40)は「(スーチー氏の自宅軟禁とNLDの政治活動禁止が始まった89年以降の)23年間も抑圧されてきた。自由を求める私たちの意思が投票結果に反映された」と話した。
 政権を支える与党、連邦団結発展党(USDP)が強いと思われていた首都ネピドーの4選挙区でもNLDは一つも落とさなかった。支持者の間から「そんなに我々は強かったのか」と驚きの声が聞かれたほどだった。
 スーチー氏は1日夜、「皆さんが勝利の結果を喜ぶのは理解できるが、NLD党員は、敗北した他党をさげすむようなまねはしないように」との声明を出し、与党や他の民主派政党に配慮を示した。(毎日新聞 2012年4月2日 東京夕刊)
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オバマの時もそうだったが、勢いで行ける!
問題は本当に変わるのか?である。
 
人間は変化を求めるように見えて、変化を望まない
改革を叫びながら、改革に着手しない
 
なぜなら、、、、
 
その矛盾した世界で利益を得ているからだ、、、
 
いざ全体像が見えて来て、、、
変革を起こす為に、思った以上の手間と苦労と
我慢が必要になると解ってくると民衆は態度を変える
 
アメリカでさえそうだ
 
それがミャンマーと言う国で、どれだけ民衆を説得し
不都合な真実を認識させ、長期に渡るプランを指示し
実行できるかは、非常に疑問に思う、、、
 
日本やアメリカ、ヨーロッパで、勢いで席を取り
いざ与党でやろうとすると、思った以上に矛盾が蓄積
「結局、だめかぁぁ」
と言う実績を積んでくると、、、、
民衆は諦めに入る
 
世の中変えるなんざ、簡単な事じゃない
政局を変えるなんざ、簡単な事じゃない
そんな事も認識していない民衆が、、、
どれだ彼女をバックアップできるのだろうか??
 
彼女ができる可能性を掛けるとしたら、、、
今までの沈黙の中で、どれだけ民衆を教育してきたのか
どれだけ人望、徳、と言うもので民衆のバックアップをえてきたのか
その蓄積結果だけで或る
 
その蓄積が成されていないとすれば、、、、
どんなに議席を増やそうが、主席になろうが、、無理である
 
人間の組織、社会と言ったものを変えるに当たり
最も大事になるのが、、、
不都合な真実」を受け止める知的レベルが必要とされる
 
元来、世界を知らない、国を知らない、政治を知らない、、
自分の給料が増えれば良いだけの民衆に理解力は備わっていない
 
昔、リークワンユーが
「彼女は黙ってひっこんでいた方が、結果としてベターである」
と発言をした、、、
当時は、非難を浴びたが、、、、
そう言う事なのである
世界レベルでも、当時からリー氏の発言を理解できる
人間が少ないのが現実である。
 
悲運な女神としての希望を国民に植え付けておいた方が
民衆は希望の光を失う事は無い
 
それが表に出て、、
「スーチーお前もか!」
となった時の痛手の方が民衆にとっては深いのである。
 
にしても、、、落選した側を非難するなとたしなめる言動は
日本の政治家連中より、、、よっぽどまともだ!
 
そんな彼女故に、、
彼女自身は今回上手くいかなくても、
又、草の根的に、民衆をリードしようと頑張るだろう
 
ミャンマー国民よ、、、
マトモナリーダーを持っている事に感謝セよ!