朝日

人間は朝日を浴びると何故か元気になる
 
ちょっと前まで暗闇の中、悶々としていたのに
眩しい朝日を身体に浴びると、体も心も何故か
違う感覚を生み出していく。
 
時代は巡るし、、、
昨日の痛みも何時かは和らぐ
 
悲しも前向きな気持ちに変化する
 
生きると言う事は本当に大変な時がある
 
時代はどんどん変化を見せて行く
便利になり、行動範囲も情報の範囲も広がる
10年前は考えていなかった様な事も考えるようになる
100年前は命がけだった事も、いとも簡単にできる様になる
 
何億年も繰り返してきた
朝日は毎日昇る
 
何があっても日は昇る
 
何事も無かった様に日は昇る
 
濡れた頬も乾いていく
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日が昇れば活動するのは
DNAに刻み込まれた記憶なのか?
 
もうちょっとだけ待てば良い
焦らず、決めつけず、待つ事だ
 
毎日昇る朝日を身体で感じなが
もうちょっとだけ待てばいい
 
そうすれば、必ず笑える日が来る
 
何もすることはない
否定する事も、肯定する事も
何もしなくていい
 
ただ、ただ、毎朝朝日を身体に浴びて
そして明日の朝日を待てばいい
 
苦しいか?
悲しいか?
死にたいか?
絶望だけを感じてるのか?
 
それでも朝日を浴びる事を忘れるな
ただそれだけでいい
 
重い体を起こし、、、
朝日を浴びる事だ
 
生きる事は楽しい事だけではない
生きる事は正しい事だけではない
生きる事はたいがい面倒な事が多い
 
それでも朝日を浴びろ
ただそれだけでいい
 
罪を犯し
嘘をつき
見えをはり
心が怯えても
それでも朝日を浴びる事を忘れるな
 
今日もまた朝日は昇る
明日も又朝日は昇る
明後日も10年後も100年後も
 
何事も無かったかのように
朝日は又昇る
 
人の一生なんてのものは
一粒の砂みたいなもの
誰も気にしない
風邪で飛ばされ
雨に流され
時代に翻弄され
己の欲望に翻弄され
天使と悪魔に翻弄され
迷い彷徨い歩き続ける
 
どんな暗闇のまっただ中に居ようと
朝日は又昇ってくる
死ぬ事はない
 
生きる意味もいらない
 
ただそれだけでいい