12月

12月は人を浄化する作用がある月の様な気がする。
 
クリスマス、年末年始と、、年の終わりと始まりと聖なる夜が来るからかも知れない。
たった一度だが、心が優しくなる月なのかもしれない。
 
街もイルミネーションで輝いていく。
 
前にも書いた記憶があるが、クリスマスが近づくと、、
思い出す事がある。
 
戦火の下の子供達
貧困の中の子供達
 
多くの国の、多くの家庭の子供達は
温かく楽しいクリスマスを過ごすのだろうが
 
何の因果か、そうじゃない国や家庭に生まれた
子供達は、己の責任でもない過酷な時間を強いられる
 
悲しさや恐怖や、飢え、、
その中でも子供達は未来を見すえる
子供達は生きようとする
 
大人なならば、、
生きるのを止めるかもしれない
 
今年も日本は3万人以上の人間が
自ら命を絶っている
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小学生の自殺があった事実は衝撃的だった
関係者の方々には、掛ける言葉さえ見つからない
基本的に生きようとする子供が、自ら命を絶つとは
社会が何か病んでいる
 
子供は理屈で生きようとはしない
子供は本能で生きようとする
その本能が死を選ぶ
本能が死んだ方が良いと判断する
この事実は大変危機感を感じる
 
寒さの中、空気が澄み
夜空では星が輝きをます
心が澄み、温かな空間へと向かう足取り
 
光り輝くそのイルミネーションの先に
涙を抑えて、健気に笑っている子供達が
世界には多くいる事を認識してほいしい
 
ほんの一瞬でいい
世の中の不公平を認識して欲しい
 
不公平さは消える事は無い
しかしそれを管理できるのは人間しかいない
与えられた運命を受け入れる事も人間だ
しかし、未来を切り開いていくのも人間だ
何も己の立場を否定するする必要性はない
何も己の環境を恥じる事もない
どんなに貧しくても、どんなに苦しくても
それぞれに笑顔がある
 
必要以上に憐れむ事も要らない
 
ただ事実を、唯現実をしっかりと認識して欲しい
 
昔日本に安藤昌益と言う人がいた
「わたしは天に召されても、穀物となって一休みし
 やがてまた、人となって再来する。
 何度それを繰り返そうとも、この世を自然、平等、
 平和、真実にして見せる」
そう言っていたそうである。