生まれてきてどうだった?

太宰は「生まれてきて済みません」と自分の弱さを憎んだ
 
人間は繊細で弱き生きものである
故に知恵を生み出し、人を騙し、生き残る
 
「騙す」
 
それは、騙された相手が
「何かおかしい」と気付いた時に表面化する
 
しかし、社会全体が「騙し」を正当化した時
それは「騙し」にはならない。
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戦火、、、
殺戮は勲章だ
 
自国が戦火にある中叫んだ女が居た
「殺人は良くない、逃げて帰ってきて」
非国民と化す。
 
個人が投資資金を集め、還元を怠ると犯罪だ
しかし、保険会社が支払い怠ると謝罪で済む。
 
中小企業が倒産すれば、切り捨てられ
大手が倒産すれば、税金で援助する
 
 
詐欺は詐欺と認識されない限り詐欺にはならない
 
結局は情報管理で国民は流される
 
多数決が優先される限り
この問題は続く。
 
人間社会、、、
多数決がどれだけ意味をなす?
 
多数決の怖さを感じるが故に
群れをなす
 
群れをなせば、狂気が生まれる
 
それは解りきっている事だ
 
何故そこにメスを入れない?!
 
戦争は良くない -それは群衆心理の恐怖を述べている
 
一度狂い始めた集団心理は、、、行くところまで行く。
 
そのたびに犠牲者が生まれる
 
生き残った「弱きずる賢い」者たちが
世界を牛耳ってしまう。
それも何食わぬ顔をして、何事もなかったように
 
己の手を見つめろ
その手で何人の女子供を殺してきた
 
己の手を良く見ろ
あの時、己の弱さで殺してしまった
あいつの返り血が今でも残っている
 
数の理論にどっぷりと浸かっているお前
数の陰に隠れて生き延びている気分はどうなんだい?
 
寄らば大樹の、、、
どっぷりと虎の衣を借りた羊たちよ
そこまでして生き延びている弱きものたちよ
常に怯えて、顔色覗い、生き延びてきて
どう感じているんだい?
 
太宰は言った
「生まれてきて済みません」
 
己さえ生き延びればそれでいい
 
「そんな事はない」
「私達だって自分だけなんて考えていない」
「仕方がないでしょ」
「職を失ったらどうすんの?」
「御近所の方々に嫌われたらどうすんの?」
「人間、一人じゃ生きて無いんだから」
「周りの人間に合わせる事も必要よ」
 
結局「総括」に声を上げられなかった連中と一緒だ
 
結局、戦争を止められなかった連中と一緒だ
 
結局弱きものたちが群れをなして、強き心を抹殺する
 
群れが、まともな思考を抹殺する
 
群れがよだれを垂らしながら、、、
狂った羊の群れが、、、、
狼を襲う!
 
弱きものたちよ、、、、
生まれて来てどう感じている???
他人の陰で舌を出して生き延びているお前だ
生まれて来てどう感じているのか?
己の弱さを正当化するお前だ
生まれて来てどう感じているのか?
 
「良かった私には影響が及ばなかった」
「良かった我が家には関係なかった」
「馬鹿だなぁ、黙っていりゃ良かったのに」
「馬鹿だなぁ大人しくしてりゃ済んだのに」
「馬鹿だなぁ、イキガッテ」
「つまらねぇ正義感なんか振りかざすなよ」
「あほじゃねぇの、世の中解っちゃないねぇ」
「そんなもの、どうなる訳じゃないんだから」
「言われた通りやってりゃいいの」
「可哀想に、、、」
「不運だったねぇ」
「くわばらくわばら」
「気をつけようねぇ」
 
正しきものが悪と化す!
 
弱き者たちの存在悪を問い正ずして先はない!
弱きものたちの自覚を正さずして先はない!
なぜならば、生き延びていくのは弱きものたちである
強い者が生き延びる訳じゃない
弱き集団が生き延びるのが自然の摂理
 
地上で観れば弱肉強食
天から観れば弱者集団が生き延びる