ロマンティック
綺麗な飾り付けで、通りは華やいでいる
LEDのお陰で、色も綺麗になり
消費電力も少なく、、まぁ結構なことだ
２０年前になるか、、、
あの時以来、クリスマスは
複雑な想いがよぎる、、
綺麗に飾りつけた通りに
華やいだ人々が笑顔で過ぎ行く
白い雪が光を一層穏やかな色に
変えながら、人々に笑顔を与える
襟を立てながら腕を組み
カップルも親子も、、、
買い物袋を片手に、、
暖かな我が家へ急ぎ足で
一年の様々な思いを洗い落とし
新たな思いで年末を向かえ
来年へと思いをはせる、、、、
永遠にその幸せが続くかのように
日本では平和な時間が流れる
本当に平和な時間が
日々、何事も無いかのように
平和な時間が流れていく、、、
その様な国や地域や家庭の
下に生まれた子供達は何て幸せなんだろう
優しい親に、平和な環境、、、
子供達には何の罪も無い、、
それでも、、
戦地に生まれた子供達は
生まれた瞬間から、殺戮の
音しか聞いていない
生れ落ちた瞬間に閃光が光っている
親達も恐怖の色を隠せない
世の中不公平だと
どんなに嘆いても、、
世界は変わらない、、
同じ時代、同じ地球、、
それでも、一方では
有り余るくらいの贅沢
一方では生きるか死ぬかの環境
神は、、、
なんて残酷なのだろうか、、、
雪がイルミネーションに溶けていく
まるで生まれて直ぐに死んでいく子供のように
母は泣き崩れる、、、
戦争も平和もいらない、、
誰も頼らない、、
誰もそばに来ないで、、、
だけど、、
貴方だけは、ここに居て、、
貴方だけは欲しいのよ、、
目を開けて、、、
笑ってよ、、、
泣いてよ、、
悲痛な思いだった、、、
世界のどこかで、、
今年のクリスマスに
同じ様な光景が繰り広げられる
雪は生まれて直ぐに死んでいく
その儚さと色合いが人々に
幸福を与えてくれる、、、
我々の幸福は、数多くの犠牲の上に
立っていると事を忘れてはいけない、、、
今の日本が幸福なクリスマスを
迎えられるのは、数多くの
特攻隊や戦死者の犠牲の上に在る
今の日本が幸福なクリスマスを
迎えられるのは、数多くの
政治家や、企業戦士たちの
努力の上に立っていることを忘れては
いけない、、、
今の日本が幸福なクリスマスを
迎えられるのは、、、
日本国民全員の優しさと言う
努力の上に立っている事を忘れてはいけない
