師走

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師走だ師走だ~~~

と走り回っている人を見なくなって
百年以上になる、、、


昔は本当に、せわしなく走り回って
いたらしい、、、、


人間味ある生活が年々減っていく

「人間味?」って



確かに今も人間が生きている、、
だから人間味ある生活なのだ、、、



おそらく、、心敏感な人たちは
心のふれあいを人間味と言っているのだろう


ふれあい、、かぁ

何も語らずに、ただ傍に、、、


ベルボトムジーンズに下駄
井の頭公園でのロケだったかなぁ

極楽寺って駅も出てきたような、、、


ふれあいは、人間が求める
欲求の一つであろう、、、、

人間が一人では生きていけない
証拠でも有るが、、


ふれあいの姿形は変化する

そっと手と手が触れ合う
其処に言葉は無くても心が触れ合う
身体全体の肌が触れ合う
頬を摺り合わすふれあい
近所とのふれあい


触れ合う為には
強さが必要な事を忘れている


ふれあいは、関わりあい
つまり抱え込むと言うか
背負い込む事が増えるわけだ

だから弱いやつは「ウザイ」と
言って逃げる


「ウザイ」は弱き心のため息


親を抱え込めない、客を抱え込めない
人付き合いを抱え込めない

それだけの力が備わっていない


年々弱者への過保護が流行っている

回復の兆し無し


弱いから仕方が無い
出来ないんだから仕方が無い
馬鹿に馬鹿と言うほうがおかしい
やれるやつが先ずやっちゃえよ
可哀想だから、、、、


弱さが自覚を失い
弱さが基準値になって
弱さが得な生き方になり
自立が遠のく、、、


元来自立心が弱い民族
更に自立心が薄れていく、、、



師走に走っていた人たちは
「何とかしなきゃ」
「自分で何とかしなきゃ」
晦日までには何とかしなきゃ」

と思っていたから走り回って

それを見ていた街の人たちも
「おぉ頑張ってんねぇ」
「どいてやれ、どいてやれ
 頑張ってんだ、道を開けてやれ」

気合の入った声が飛び交ったろう

見知らぬ人たちが、袖摺りあう
心のふれあいが街中に溢れていた


何とか晦日に間に合った人
間に合わなかった人
それぞれの晦日がそこに在り
そのそれぞれは、確実に触れ合っていた


1010年を迎えようとしている今
見知らぬ者との振れ合いは危険だ

若きカップルの振れ合いは
古今東西今も昔も変わらないが

街の中に溢れているふれあいの
数も種類も大幅に減って

心なしか寒さが増す師走である

寂しい時代になった
本当に、、、、


自立と言う強さと
寄り添うと言う弱さ
これが絶妙にバランスを
保っていた時代がよかった、、、

ボギーあんたの時代は良かったねぇ