御奉行

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むかし有名な御奉行が居た。

彼は、出世する為に様々な事をした
目的は、発言力と権限を得るため。
出世しなければ、街に橋を掛ける事さえ
出来ないからだ。


正義の為の悪


非常に難しい問題であると同時に
昔、昔の人間と今の人間の間に
大きな差は無いと言う事だ


何百年も何千年も前から
人間は似たような意識下のなかで
生きている。


目的を達成する為には
聖人君子では無理
世の中を変える為には
先ずは政治家で出世せねば

その為には賄賂も必要
ヤラセも必要、相手を蹴落とす
事も必要。やれる事は全てやる。



会社を立て直したい
先ずは売り上げだ
寝ても覚めても売り上げだ
手段方法は問わない
売れば良いのである
売り上げが無ければ今日の飯は食えない
今日の飯が食え無ければ、明日の飯は無い


人を助ける為に医者になりたい
医者になる為には、金が掛かる
教授の言うとおりにしなければいけない
学会の言う通りに、、、
おかしいと思っても、そこを通らなければ
医者になれない。


教師になって子供達に
色々な事を伝えてあげたい。
教師になったら組織で働く
校長の指示に従う、指導要領に
従う、PTAに逆らわない。


マスコミに入って正義を伝えたい
スポンサーの悪事は書けない
デスクの指示には逆らえない
マスコミは大勢が好む記事を
書かなければ、誰も相手にしてくれない
自分の考え方はどうでもいい、、
カメラは後ろをを写せない。


権力の矛盾
数の矛盾
正義の矛盾
目的の矛盾
生きる矛盾
全てが矛盾だらけだ


今までは、その矛盾を
「仕方が無い」で片付けた


いい加減、、
一人一人が考えなければ


仕方が無いでは、済まされない

それは年配者に頼ってはいけない
若い世代が率先して行うしかない

年配者は構図を変えようとすれば
自己否定の壁にぶつかる。
頭も身体も若い時ほど動かない
変えるには、難度が高すぎる


出世して自分がやろうとするから
「仕方が無い」が生まれる

己の生活レベルを落としたくないから
「仕方が無い」が生まれる

自分の代に出来なくても
先ずは政治を浄化しようとすれば
先ず、自分が浄化する事だ
そして若い世代に、知名度や結果だけで
人を判断しない客観性を教える

会社でも売れる社員が社長じゃない
経営と販売は別なものである
若者が幾ら売ったかで上司を選んでいる
限り、売ったもん勝ちの構図は変わらない
売れていても、中身が良くなければ
良しとしない意識を持つことだ


「仕方が無い」を打破すには
強さが必要である

苦しい環境に自ら入り込まなければ、いけない

強さがどうしても必要だ

出世も出来ないだろう
馬鹿呼ばわりもされるだろう
時間が掛かる、辛抱も必要


つまり政治家になりたければ
政治とは何かを、隣近所の方々に問う
決して利益還元だけで政治家を選んでは
国力に影響が生じることを伝える事だ
立候補するだけが政治家じゃない

何が経営で有るかを教育し
若い世代が、偏った見方をし難い
環境を整える事が、会社の変革へ繋がる

国民一人一人が、真剣に
生きることへ取り組む環境を
整える事が、全ての一歩である。

悪事をもって正義を通した時に
民衆が拍手喝采を行わない意識を
一人一人が持つ事である。


戦時下で逮捕されても、反戦を訴えた非国民が居た

それが必要なのである

それは誰の力でも無い
自分しかいない

結局は、その強さを持たないと
人間社会は変わらない。

隣を横目で覗き、自分の道を確かめて
照れ笑いを感じてた頃はまだよかった。
今は、照れ笑いどころか、それが要領の
良さとして、当然の世の中になった

弱さの開き直りが、あまりに偏っている

人間は弱きものである
人間は聖人君子にはなれないだろう

だからと言って、仕方が無いで
全てを片付けるほど、愚かでは無いと願いたい。