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今年も多くの国民が櫻を愛でている

短い時を華やかに彩り散っていく
はかなさとあでやかさと相まって
日本人の哀愁に響くのだろう

人間の一生とは何だろう
死ぬ為に生まれ
泣いて笑って
あっけなく死んでいく


寂しいような
楽しいような


悲惨な時間の中死んでいくもの
穏やかに死んでいくもの
泣きながら
笑いながら

どんなに足掻いても
どんなに願っても
どんなに叫ぼうが
人は死んでいく

けたたましく産声をあげ
あっけなく死んでいく



日々の暮らしで見失ってはいけない
どんなに苦しくても
どんなに悲しくても
どんなにつらくても
必ず春は来る

それが人の世だ

赤い首飾りと言う意味の「嬰」
と言う文字を持つプラムの木

「嬰」には続く と言う意味もあるそうだ

人の命も続く
一つが消えては一つが生まれ

誰かが笑っては誰かが泣く


全てがうまく行くと言う事は難しそうだ


櫻、、、

鮮やかな青空の下
まぶしいくらいにはえ
桜色


涙と笑顔が入り混じる


矛盾の中に生まれ
矛盾の中に生きて
矛盾の中で死んで行く

その矛盾が有るからこそ
親から子へ無償の愛が継承される


果たせなかった孝行
我侭だった自分の幼さ
年老いて旅たつ親
孤独感が襲うだろう

家族が減り
新たな家族に生きる

幼き頃無邪気に遊んだ時間
幼き頃無邪気に泣いた時間
幼き頃の時間は優しかった

人は生きなければいけない
懸命に生きなければいけない
たとえ絶える運命でも
なげやりになってはいけない

心を青空へ解き放そう
昨日の暗闇の中流した涙を
先ずは深呼吸して空を仰ぎ見よう

櫻が綺麗に咲き誇っている
満開の笑顔で咲き誇っている

それでいい

それで良いとおもう

人の一生も櫻の一生も
儚き夢また夢、、、、