世界恐慌一歩手前

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アメリカの金融危機を起点とし、金融業会で嵐が起きている。

矛盾が生じているのは、不況になっていくアメリカのドルに
自国の通貨を換金している動きが加速している。

弱い通貨をドルに換金して外貨保有をする動き、、。

一見、ドルに換金する動きは、自然の流れのようだが
不況になりつつある通貨に流れ込むのは解せない、、。

投資の業界は円買いに走っている、、、。
ドルより円の方が強いと判断されているからだ、、。

ならば、何故一般の外貨換金も円に流れない、、?

マイノリティー通貨は、円に対してもドルに対しても
弱くなり下がっている、、、。
一方で、ドルは円に対し下落の一途を辿っている。

バランスが取れなくなる、、。

結局は実態の無いお金の流れを作り出し
実体の無いお金が一人歩きをし
それを人間が管理しきれなくなった事が原因だ。

とんでもない金額が公的資金として
各企業に流れているが、実際にその額に見合った
現金が動いている訳ではない、、、。

銀行も貸し出している額と保有している現金
預かっている金額と実際に保有している現金
両方のバランスがあっていないからこういう状況になる。

従来実際に預金された額は確保し、貸し出しと
預け入れの利子の差額の中で、資金を流用していれば
どういう状況になろうが恐慌にならずに済む。

それを資金も無いのに数字だけで資産を増やし
数字だけの資産で流用すると実際に預金者が
現金化しようと動くと、銀行は困る。
なぜなら、銀行には現金が無いのだから、、。

銀行は貸し出しをした分、資産は増える。
それを利用したのが、クレジットカードの
発行数だ。

ここ20年でどれだけのカードが発行されたか、、、。
経験者もいるとは思うが、カードを作るだけで
海外旅行ご招待なんてこともある。

つまりは、100円の現金しかない銀行が
利用限度額10万円のカードを100枚作成し
顧客にすれば、1000万円の資産を持った銀行に
早変わりというからくりになっている。
カードじゃなくても貸し出しで良いのだが、、。

まぁ実際には100円て事は無いが、、
たとえ100円でも、新規の預金者1000円一人確保し
限度額10000万円のカードを発行する。
カードの利用者は1100円までは直ぐに使えるし
2枚発行し、一人は持っているだけで利用しないとなると
この瞬間に21100円の資産を確保できる。

ちょっと大げさと言うか、単純すぎる例だが
基本はこの流れである。

銀行は国からのバックアップもある。
カードの保有者数、その中での利用者数、
同時に利用金額も全て統計で把握している。

そうなれば、どれだけの架空金額まではいけるだろう
と言う想定は容易に出来るし、更に実際の市場での
現金必要数を割り出せば、一気に架空金額の限度額は増える。

実際我々の普段の生活でも、給料明細額と実際の現金使用額を
比較するだけでも、数字の世界と実態経済の差がわかる。

普段の生活に数字だけのお金が動いて済んでいる
世界が入り込んでいる、、、。

架空経済が一人歩きし、管理できなくなり
帳尻合わせに、更なる架空キャッシュを発行。

これを更に何とかしようとすれば、管理経済しかないだろう。

いい加減、、架空経済の痛みに懲りればいいのに、、。
まぁ実際には、戻れない世界へきているのだが、、。
世界のトップクラスの品位が疑われる。

普通に真面目にコツコツと生きている人たちが
一番尊敬に値するのは、いつの時代も不変である。