集団心理

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斉一性の原理

一種弱者の開き直りが見え隠れするが、人間弱き生き物。
避けられぬ現実であろう。

理想と現実の、有る意味相反するものを抱え
生き抜いていく為に、頭を抱える問題点である。

大なり小なり、多くの人間は、この部分で立ち止まり
仕方が無いと言う言葉で、現実の時間を管理している。

故に個々で話し合うと、同じ様な事を考えているのに
現実は右や左に分かれて反発しあう。

その処理の仕方や優先順位が個々に違う。
しかし望むべく処は、同じ様な理想を持っている。

現実を深く明確に認識し、人間の矛盾をありのままに認め
その上で理想と言うべき姿にどの様に近づくかを求めたいが
これまた、あぁだこうだとまとまりがつかない。

今、多くの弱者が追い詰められている。

その危機感は多くの民衆が感じているのは確かなようだが
いざ、何かを具体的に起こすとなると、中々首に鈴を付けられない。


個人的な欲と社会的倫理との両面を抱え
じっとしている羊達。

判断がつかないのが正直な所ではないだろうか。

弱者を救いたいが、自分の懐を崩したくない。
何も自分だけが損をしなくても良いのではないか。
国が会社が誰かが決めたらやれば良いだけで、それまでは待とう。
どうせどの行動を起こしても、良いも悪いも有るし
あえて自分から行動する必要性も無いだろう。

そんな事より今日をどう過ごし、10年先20年先の蓄えを
確保し、いざって言う時にリスクを減らしたほうが良い。
どうせ国はあてにならない、どうせ会社は使い捨て、、、。

失われた10年で無くしたものは大きい!

立ち向かう勇気、信じる強さ、話し合う忍耐力、、、、、。
有形の財産を失っただけではなく、多くの無形財産も失った!

民衆はうなだれ、失意の中に居ると言っても過言ではない。

しかし忘れてならないのは、先人達の言葉である。

国が貴方の為に何をしてくれるかではなく
貴方が国の為に何が出来るかである。

大げさな意味ではなく、小さな一歩がそれである。

しかしその初めの一歩が踏み出せない。

人間は弱くて強い。
人間は我侭で寛容。
人間は愚かで賢い。
人間は矛盾の塊り。
誰もが愛したいけど愛されたい。

人は一人では生きられないが、一人で死ぬ。
個でありたいが、群れをなす。

一種の防衛本能から来ているといわれる集団心理。
どの様に解読すればいいのだろうか、、、。