春爛漫

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震災の影響は本当に大きい
日が経つにつれて、影響の波は大きくなっている
 
身内や知人を無くされた方々
家などを無くしてしまった方々
職場を無くされた方々
 
直接的に影響を受けた方々の他に
余波が大きくうねりを見せている
 
取り敢えずの不安や恐怖が過ぎ去り
生活面の立て直しに神経が行くようになり
経済面での復興が注目され始め
人々は日常を取り戻そうと動き始めた
 
日差しは温かく桜が咲き
何事も無かったかのように
空は青く、風は緩やかに舞う
 
がれきの山は静かに
人間の小ささを訴える
自然の大きさと
人間の愚かさと
 
それでも人間は立ち上がる
 
倒されても倒されてもたちあがる
 
日が又昇るように
春が又来たように
人間も何度も何度もたちあがる
 
立ち上がる時間も短縮してきた
 
経済界では中部地震の批判を胸に
静かに動き始めている
 
経済復興を急ぐ奴は
それなりの正義感で動いている
経済発展が、経済復興が結局は人助け
 
一方目の前に途方に暮れた現実を
叩きつけられた者たちは、金よりも
労わり、安らぎ、人間の触れ合いを欲す
 
そこにジレンマが生じる
 
 
従来、どちらが優先かとか
どちらが大事かなんてしゃべくりまくっていたが
これからは、どちらかなんて話じゃなく
両方同時に進めなければいけない
 
役割を分担すればいい
 
何も全員が同じ事をしなくてもいい
 
家を掃除するなら、誰かが掃き方
誰かは拭き方、誰かは片づけ
誰かは洗い方、、、など立場によって
やる事が違って当たり前
 
昔から頭の良い奴は頭脳で
頭の悪い奴は身体で労力を提供し
世の中の傘になれよと教わってきた
 
労わりや、触れ合い等の安らぎを提供する者たち
我武者羅に経済立て直しに走る者たち
人の流れを整理し、物の流れを整理し、金の流れも整理し
交通渋滞が生じないよう、交通整理をする者が必要
 
立場の違う者たちを同じ土俵に乗せるな
やるべき事が違う者たちを同じ場所に居させるな
 
人物金、そして情報の整理を行うのが指導者達
整理されて流れた結果を、解りやすく公表するのが監督者達
 
基金がどれだけ何処から来て
どのように使われたのか、、、
 
保険の制度は活かされたのかどうなのか
 
公表する者たちは善悪の判断はせず
事実を事実として公表するのみ
 
使用した者たちは使用するに当たっての意見で評価
還元や利益を受けた者たちは、貰う立場での評価
 
きちんと結果報告をすべきである
 
 
 
しかしされる事は無いだろう
 
今日も又日が又昇り
温かな風が吹き
桜が舞い
緑が匂いたち
何事も無かったかのように
自然の営みは日常を繰り返す
 
人間の営みだけが、右往左往し
涙し、笑い、日々七転八倒する
 
ちっぽけな存在である
 
その小ささを認識し
謙虚に生きる
 
 
愛おしい感情を大切に
無理し過ぎず、かと言って楽ばかりせず
苦労もし時々休みながら、一歩一歩進むしかない