摩訶不思議

どうして人間はこうも厄介な生きものなのか?
 
どうして人生とは上手く転がらないものなのか?
 
人は正しい行いをセよと言う。
では何が正しいのか?
 
人は貴方がおかしいと批判する
では、どこがおかしいのか?
 
 
結局人は、多数決の専制から抜け出せぬ
 
正しい事とは、多数の人間にとって都合が良い事である。
おかしいと言われるものは、多数とは違うと言う事が多い。
 
長いものに巻かれれば余計な問題を抱えずに済む。
 
集団に属していれば守られる。
 
 
世な中の悪を再考してみよう。
 
本当に悪と言う単純な判断で切り捨てて良いのか?
単純に良くない事と否定して良いものなのか?
 
都合の良いものが善とされる世界で
不都合な物は全て影の世界へ押しやられ
何とも悲しき生きものである
 
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人間のレベルには格差がある
人間の意識には大きな違いがある
人間の存在は個々に違うもんである
 
それでも多数と違えば異物として吐き出される
 
ならば周りに溶け込め
集団に属せ
個は二の次であり
個性など確立する必要は無い
生まれた瞬間、お前は国家の世界の
集団のコマの一つにすぎない
余計な意識は削除セよ
と徹底した教育と管理をすべきである
 
それは決して悪ではない
これほど単純に効率よく人間を管理する方法は無い
何を恐れるのか?
一気にやっちまえ!
 
所詮民衆などと言うものは、虫けらの様なもの
今、この瞬間1億の人間が死んだとして何が変わる?
この瞬間、2億の人間が死んだとして、何が変わる?
無いも変わらない。
 
いつものように夜が来て朝が来る
 
いつもの様に海は穏やかな波を打つ
 
太陽が落ちる事も無く
月が消える事もない
 
自由なんてものは社会を乱す悪である
個性なんてものは和を乱す悪の根源である
 
自由も個性も、全て潰し世界の平和を守れ!
 
 
報道の自由だなどと言いながら
画一的な物の見方しか受け入れぬ者達
自由を叫ぶなら相手の自由を認めろ
 
そして自由とは、善を選ぶ事に画一化することではない
自由とは人を殺す自由があると言う事だ
自由とは他人の物を盗む自由があると言う事だ
自由とは、好き勝手に言動を取れる自由があると言う事だ
 
一方の見方や価値観に偏らせ
善のみを見つめよと、教え説く事は自由ではない
徹底した管理下に置く事である
ナチスがやった事と、今貴方が善人面して
悪を否定し認めようとしない、その言動は
なんら変わらない。
 
自由と言いながら、他人の戸口で眠る
自由だと善人面し独裁者の影を追う
 
 
既存の倫理を再考セよ
数の理論に流されるな
 
貴方は何が欲しいのか?
どうしたいのか?
どうありたいのか?
貴方は誰なのか?
貴方は守りたいと思うものは有るのか?
貴方は個人であり、個人ではない
貴方は日本人であって日本人ではない
貴方は女であって女ではない
貴方は寛容であるが我儘な人間だ
貴方は善人面した詐欺師である
それが人間と言うもんだ
 
矛盾を否定するな
自分の陰に怯えるな
自分を自分が否定して何になる
そして自分を解放するように相手をも開放してやれ
 
善は悪であり、悪は善である
 
光あるところに影はある。