遺伝子治療

難しい問題であり、避けられない問題でもある。
 
医学的、科学的、倫理的、宗教的、様々な側面から
思慮深く考え、進まなければいけないのだろう。
 
ドナーを目的とした子供を産み
生まれた子供はドナーを強制される。
 
日本ではあまり騒がれていないが
世界では結構問題視されている。
 
おそらく日本はある程度煮詰まるまで
専門の者たちが考えて、有る程度道筋が
できたら、一般的に話題を広げ、国民にも
考えて貰う方向へ行くのだろうが、早めの
動機づけをしておいた方が良い。
 
非常に深い問題である。
理屈と感情と、基準線が見いだせない。
 
 
ドナーチャイルドを生むにしても
その遺伝子を持つ子ができるまで
受精卵は繰り返し捨てられる。
 
ドナーチャイルドが生まれたとしても
その子が移植に同意しなかったら?
 
その子が、自分はドナーチャイルドだったと
自覚をした時の影響は千差万別。
 
他にも安全性の問題や副作用の問題
 
来るべきして辿り着いた問題点だが
いざ目の前に来ると、思考が追いつかない
 
医学は人を助けるために、長寿と健康を
目指して発展してきた。
それは始めから、人口増加、世代構成の
問題を明確に抱えていた。
 
今ここにきて、長寿化による医療費の問題
長寿化による生活保障の問題、家族の問題
仕事の問題、社会の問題、様々な問題を理解し始めた
 
 
若い世代も、自分達の事で精いっぱい
老人の事など、面倒見てられないのが本音だろう
例えそれが自分の親だとしても
 
昔から人間は変わっちゃいない
飢饉になれば老人は常に捨てられてきた
危機になれば、常に老人達は犠牲になった
 
今もこれっぽちも変わっちゃいない
食糧問題、生活保障、医療費負担、
多くの問題がシビアになれば、必ず
若い世代は、老人を殺す!
それが人間である。
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社会に、長寿は悪だ!
薬や手術で余計に延命させるな!
本当に長寿は良い事なのか?
末期患者は、もう助けるな!
難病患者も助けるな!
老人は助けるな!
そう言う無言の声が響き渡る。
必ずくる!
 
表面では、虫も殺さぬ顔をして
心の底では、そう思うやつが増える。
それが人間である!
 
遺伝子治療は確実に発達する
間違いなく誰もが受けられるようになる
しかし、高額に留めるかもしれない
人口増加を防ぐため、老人増加を防ぐため
 
現に世界の国々では、(もしかしたら、、日本でも)
末期患者に対する、病院の対応は事務的だ。
「今貴方が受けられる治療は、この方法です。効果は~です。
 費用はこの位かかります。しかし治療をストップすれば
 この位で死に、その分浮いた金額は残った貴方の家族へ
 お渡しする事が可能です。どうしますか?貴方はどちらを選びますか?」
 
 
 
いやはや、すごい時代になった
 
 
とうとう自分の寿命は自分で決める時代に突入だ
 
自殺は認めないとされているカトリック世界でもこれだ
これじゃ、自殺しろと間接的に言っている様なもんだと
私は感じてしまう。
 
 
流石自由の国だ。
寿命を決めるのも個人の責任において自由。
ならば自殺も公認しろ!
 
 
 
日本も直ぐに、この社会の仲間入り
 
今の時代、親の面倒の為に
田舎へ帰る奴は殆どいない
金で片付ける
施設へ入れる
それが出来なきゃ死ねとなる
 
金が無いんだ、、
仕方が無いんだ、、、、
成仏してくれ!
 
 
遺伝子治療が進めば進むほど
人間社会は危機を感じる
 
おそらく解決の方法はある
 
しかし、治療側のみを考えてはいけない
福祉、医学、社会、経済、国家、家庭、世界
様々な人間社会への影響を同時に考え対策を
今から打たないと、又同じ事の繰り返し!
 
つまらぬ歴史を繰り返すな
過去に犠牲を払った重みを考えろ
 
 
医者も政治家も科学者も歴史の先生も
父ちゃんも母ちゃんも、子供もみんなで
現代の社会を、人間をよくよく理解せよ
 
全ては人間がやってきた事であり
人間が作り上げていく事なのだ
馬鹿な繰り返しはするな
一面だけを捉えるな
多方面からの思考を同時に動かし
より深く、より広く、物事をとらえよ
 
矛盾を切り離すな
矛盾は相対する一体物
つまりセットで一つのもの
 
頭を使え、、、