事実は、、、

或る地方のお医者さんが老人を助けた
 
入院中だった老人が危篤になり
家族の同意を得ないまま延命処置を行った
 
後日家族は装置を止めるように懇願
 
老人は孫の為に保険に入っていた
満期があと一週間程度
 
満期が過ぎれば受け取り金が激減
 
孫は家族を助けるために
東京で身体を売っていた
 
老人は孫を不憫に思い保険金で
孫を呼び戻すように家族に伝えていた
 
装置は誰にも止められない
止めたら殺人罪になる
 
老人は間もなく死亡した
満期が過ぎて3日目だった
 
 
家族は訴訟を考えた
医者は人命を助けて後悔した
 
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寝たきりの親は子供たちに懇願した
「死なせてくれ」
 
子供たちは受け入れない
なんとか前向きに生きてほしいと泣く
 
親は何度も死なせてくれと
 
子供たちは苦悩する
 
ある日親は自殺をしようとした
必死に死のうとしていた
 
一人の子が目撃した
 
止められなかった
 
寝たきり状態の親は死んだ
 
寝たきりでどうやって自殺を?
 
子供たちは嫌疑を掛けられた
 
検死結果も微妙だった
 
殺人か自殺か
 
 
 
親が呆けた
施設に入れたが状況が酷い
 
施設内の他の患者達に暴力を
 
異性には襲いかかる
 
家族と施設のスタッフは相談した
 
暴力的な痴呆老人を縛った
 
それが第三者に知れた
マスコミは騒いだ
 
痴呆老人を虐待か!
 
事情を説明しても世間は納得しない
 
どんな事情でも縛りつけてはいけない
どんな事情でも閉じ込めてはいけない
人間扱いをすべきだ
 
 
痴呆患者は人格があるのか?
誰にも判断はつかない
 
施設は閉館に追い込まれた
患者たちは追い出された
 
暴力的な痴呆老人は家に戻った
受け入れる施設はなかった
 
家族は生活がめちゃくちゃになった
妻が自殺した、子供たちは荒んだ
世帯主は職を失い
痴呆の親の介護を止めた
家は死んだ
 
老人は激痩せ
食事もまともに取れず死んだ
 
殺人か、、、、、、、、、、
 
 
 
日本人の寿命が延びていく中
様々な問題が勃発している
 
寿命と言うものをもう一度考える必要がある
 
寿命とは、どこを持って寿命と言うのか
 
眼が見えなくなったら
膝が痛くて動けなくなったら
歯が無くなってまともに食べれなくなったら
大病で動けなくなったら
呆けたら、、、、
 
どの時点が、人間の寿命なのか?
 
薬や人工物で延命を施し
誰が責任を取るのか?
感情論では済まない現実がある
 
本当に事実は小説よりも奇なり
 
全ての矛盾を隠してはいけない
全ての明暗を隠してはいけない
臭いものいは蓋をしてはいけない
現実を、事実を直視し考えなければいけない
例えそれが一時的に経済のスピードを止めても
事実を考証しなければいけない
 
あまりにも不都合な事実を軽く流し過ぎだ