心地よい管理下

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最近知人達と会話していて
ふと気付いた事がある、、


昨今の日本は、、リスク回避を主とする
風潮から、どうも「心地よい管理下」を
望んでいるようだ



通常管理下に入るとなると
厳しく、窮屈な環境へと向っていくが
今多くの国民が、管理者へ望んでいる事は

「心地よく、全体を管理して」と言う事だろう

公園などの遊具の確認や安全性の判断
田んぼなどでの籾殻の焼却
焚き火などの問題
挨拶の問題

詰まる所、、、自分の利益に
結びつかないものは、考えたくもないし
どうでもいい問題であって

尚且つ、これだけ価値観が多様化してしまえば
考え始めたら、非常に面倒だし、結論付けにくい

だから、そういう部分は、決まりで管理者の方から
こうしてください、、、と決めさせて、、
何が起きても、、決定事項だから、、、と


企業内でも同じこと、、、

00さんが遅刻した
00さんの効率が悪い
00さんの言い方がひどい
00さんのやり方が問題

個人的価値観
個人的好き嫌いでの
多種多様の問題が発生

そこで管理者達へ
ルールを決めてくれ
コンプライアンスがどうの
パワハラ、セクハラ
残業問題、、、

ガチガチにルールが設定され
社員達は「考えない」
決まりだから、、
ルールだから、、、、、

で、業績が上がればそれで良いのである


考える事の逃避に
管理を望み、、、
一方じゃ指示や命令を嫌う

なんともまぁ都合の良い


でも今の時代の風潮だろう

それが当たり前だと思っている



電話番号も携帯が記憶
データもパソコンが記憶
細かな問題は、ルールで管理
ボタンを押せば、物が移動
メールを流せば、それで終わり
相手に理解されているか、どうか、、
それは相手次第、、自分のせいじゃない

おいおい
いつお前らは脳を使っているんだ?


それで飯が食えるんだから
良い世の中になったものだ、、、

国や企業の経営者達は
こういう人間が増えて行き
経営が継続されると思っているのか?

それもそれで、、何か?
己の時期が過ぎちゃえば
後は関係ねぇやと思っているのかな?


考える事をしない、、、


確かに今でも、記憶さえすれば
良しとされた、特技評価的な
判断基準は今でも有って
それはそれで馬鹿だと思うが、、、、


記憶すべきものは記憶し
そうではない無いものは
記憶装置にインプットし
持ち歩けば良い、、、

膨大なデーター
専門的な知識や詳細
そんなもんは、ノートに
インプットすればいいが、、

そのデータが、どのようにして
生まれたのか、、
何の為に必要とされているのか
何時、どのタイミングで使用すべきか
何処まで、データ公開をして良いのか
伝え方、出し方、等々
脳を使って考えなければいけない

知識は道具である
道具は知恵を使って使うものである


むかし日本は、道具を手に入れれば
すごいとされた、風潮があった

10000もの単語を一日で暗記した
全ての年号を暗記した、、、
「すご~~い」と
賞賛の渦に巻き込み、、、
必要以上に称えた時期もあったが、、、、

さすがに、、
最近は、、結局コンピューターに
勝てないとなって、、記憶崇拝は
薄れてきた、、、、、

馬鹿な話だが
昔の大学生には、他人のノートの
コピーをテストの前夜に懸命に取って
コピーをとった事で、勉強した気になった
学生が沢山居たのである、、、

それは記憶力崇拝の副産物であった

つまりは、道具を手に入れると
その段階で達成感がでてしまい
満足してしまう、、、、
無意識のコントロールである


現代は確かに、ツールはツールとして
確保する動きは、確立されつつあるが
問題は、アタマを使わない人間が増えたら
そのツールをどうやって使い切るのか??


公園の遊具が危ない、、、
危険性の確認や安全に使用するには
どうしたら良いのか、、母親は勿論
ガキも考えない、、、、

工場で導入する機械設備、、、
昔の工員の方々は、、
機械を使いこなす
機械を自分の物に改造していく
工夫を懸命にやった、、


今時の工員は、、
ボタンを押して100%満足しないと
機械が悪いという判断になる

?どうした?
あぁこうなっているんだ
じゃこうしたらもっといいんじゃないか?
こっちはどうだ、あっちはどうだと、、
言うような会話は、殆ど見られない、、、、、


昔は道具を自分で磨いてなんぼ

今は道具の磨き方を知らない、、

道具の磨き方を知らない奴が
どうやって道具を使い切る事ができるか??
できるわけが無い、、

そういう奴に限って
偉そうにものを言ってくる
「おたくの、機械不良品じゃないの?」


「おたく、、機械を使い切るって言葉しってる?」
といえば、、、、回答は

「こっちは金を払ってるんだ、何で俺が工夫しなきゃいけないんだ」

そう、、
なんで俺が考えなきゃいけないんだ、、、

なんで私が確認しなきゃいけないの?

めんどくさぁ
うざい、、、

思考への逃避


思考しない者達は
知恵は授からない、、、
そんな者たちが望む世界は
「心地よい管理下」でしかない


そんなレベルの民衆に主権を渡して良いのか?

いつの時代も民衆は馬鹿なのである

馬鹿だから管理されないと
社会が乱れるのである、、、

それを自覚できない人間に問題がる

己の悪を見出せない
己のずるさを直視できない


あぁ私は、そんな人間じゃない、、
あぁ俺は、奴らとは違うんだ、、
あぁなんて酷い人なのでしょう、、、

罪人と自分は違う生き物だと思ってやがる



無知の罪
無智の罪
無恥の罪

真剣に考えた方が良い、、、


愚かな民衆に主権を与える必要性はない

愚かな民衆に与えるものは
安全な生活と、安定した生活と
彼等が苦痛に感じない管理と
あとは、、好きにさせておけば
それで良い、、、、


まるで、飼育場で肥え、、
ぶくぶく太る豚のように、、、
考える事無く
悩む事無く、、、
安全、安心、贅沢、、、
遊び呆ける生活、、、

それだけが民衆の望みなのである