束の間の、、、

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束の間の休息
束の間、、、

束の間とは指四本分の長さらしい、、

微妙な長さのような気もするが、、、

束の間の寂しさ
束の間の楽しさ

連休中束の間の時間を楽しんでいる
方々も多い事と思う

久しぶりに里帰りした先で
ふと見上げた空がとても新鮮で
束の間のリフレッシュをしたり

海外で真っ青な海をみて
束の間のバカンスを楽しんでいる人

新しい生活が始まり早5ヶ月
ふと慌しい生活がポッと休息に入り
束の間の静寂を感じている人

様々な束の間がそこに有る

走り続ける事への疲労感があるのだろう

基本的に日本人は、走り続けるのが苦手と思う
働きすぎと言われた時代はとうに過ぎ去り
今じゃ走っちゃ休み、持久力と根性が無くなってしまった

今時そんな言葉も会話に出ないくらい
あっさりとした生活を過ごしている

それでも疲労感は蓄積する

つくづく農耕民族のDNAが生きている

ふと頬を撫でる風に心を感じ
澄み切った空に思いをはせて
熱い太陽に目を細めながら
農耕民族は今日も行く、、、

何故に狩猟民族を追い求める?

己の血潮を感じ取れ
己の歴史を感じ取れ

束の間の時間

成れぬものへの憧れよりも
足るを知る生き方のほうが
貴方に合っているようにも見える

それは決して後ろ向きな事ではない
己の存在を認めた上での、憧れや夢を
持ち続け、その中で泣き笑い、そして
思いを伝えていく、、、


民族意識や国家意識が負のイメージを持たれる今
最終的に自分をも失うような気がするが、、、、

突き詰めた先に無限が広がる、、
決して放棄した先に夢が転がっている
訳ではない、、、

人間の矛盾でもある

優しさは、厳しさ寂しさを突き詰めた者が
語りえるもの、、

強さは、弱さやズルサを知ったものが
会得するもの

小さな世界で生きて、小さな世界を突き詰めて
日本人は無限の宇宙を垣間見てきた

自由を知りたければ、雁字搦めの生活に入れ
愛を知りたければ、人を憎む事を会得しろ

恐らくそれが日本人たる所以に結びつく
何かであろう、、、

束の間の瞬間を楽しめるものは
長い未来をも見えてくる

利便的な生活の中では、便利さへの感謝は生まれ難い
ありふれた時間へ身を落とせなければ、その先の感謝は
生まれてこないだろう、、、

はじかれた時に、見えてくるもの
傷つけて見えてくる痛みがある

何を怯えているのか?
何が面倒なのか、、?

束の間の小さな旅で、世界の大きさと
己のちっぽけさを感じ取り
弱きものとの自覚と、それでも生き抜く強さを持って
新たな一歩が踏み出せるように、、

どれほど目を凝らしても
どれ程耳を澄ましても
答えは感じ取れないものなのだろう

それでも生きなきゃ
それでも目の前の事をやり続ける

止めることは何時でもできる
続ける事は今しか出来ない

それでもどうしても、どうしても嫌だったら
その場から逃げれば良い、、

逃げて逃げて、逃げまくって
その先に何が有るのか見えるまで逃げろ

結局は同じゴールへと走っている自分が見えるだけ