交渉

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一般的に外国交渉は、他の国々との間で、武力ではなく交渉により、各国家の経済、軍事、政治などの分野の利益の確保等々を行うとされている。

言い換えれば、とりあえず武力ではなく、話し合いで、、、
でも、まとまらなければ、次は武力と言う事。

これを日本人は忘れている。

大国は結局其処へ行き着く。

交渉も戦争の一つの手段と考えている。

使う武器が弾丸やミサイルではなく、人間の言葉。

脅しも掛ける、おだても掛ける。

シェルパ会議が事あるたびに話題になるが、アメリカだけが
終始、戦争の態度を示し続ける。

徹底した利益の確保。
譲歩は基本的に悪である。
譲歩した瞬間、命を取られるのが戦争の基本である。

日本は違う。
初めから、譲歩案で結果を見据える。
肉を切らせて骨を断つつもりだろうが、事実は違う。

基本的に交渉するにあたって、関係国との間に
共通の利益が無ければ、交渉はほぼ不可能。

拉致?
核?

アメリカは拉致を見捨てないといっているが???

核は全世界影響が出るだろう。
拉致や環境問題は大きく違ってくる。

金儲けにもろに影響がでる。

金の亡者のアメリカに、道徳的観念を期待するのは止めた方がいい。

彼等は仕組み的に、流れを止められる事は死活問題。

世界が崩壊しても、最後まで生き残るのはアメリカ人で
たとえ、生き延びれなくても、アメリカが最後で有ると決めている。

己が生き延びる為には、土下座もするし、人肉も食う。
たとえ話だが、、、。これは日本人は難しい。

公正なる交渉の場で、平気で悪態を取れるのは計算からだ。
単に感情で行動は起こしていない。
声の大きさ、シャツの色、姿勢、視線の角度、、、、、
全てが計算され、練習され、訓練された行動である。


表現が良くないかもしれないが、それだけ腹のくくり方が違う。

日本の交渉人達も、経験や情報を取れる時代になり
昔ほど流されないで、立ち振る舞う事はできるようになったとは言え
対等の交渉が出来るとは思えない。

手段方法を厭わずに結果至上主義。

しかし日本人は、結果至上主義じゃない。

確かにそういう側面を持っているとは思うが、、、。
敗者に対する譲歩感が全く違う。

不要な中小企業を平気で見捨て、企業のための
リストラを平気で行い、それによる犠牲や歪みは
いか仕方が無いと、一言で片付けられるなら
初めてアメリカ人と渡り合える。

鉄砲に向って刀で立ち向かう気丈のある奴は
武器を持たない将来の敵を殺せない。

恐らく多くの日本国民は、己だけが生き延びる道は選ばない。
初めから、可能な限り皆で生き抜く道を模索する。

アメリカは、先ずは己が生き延び、且つ可能ならば
他も生き延びれる為に、懸命に努力はしようである。

この隔たりは大きい。

だから平気で「アメリカの言う事を聞かない国連は不用だ」と
言い切れる民族なのである。
日本国のどんな代表者も、この台詞は言えない。

世界の風潮が「力」に流れてしまう前に交渉力をつけないと
結局は「力」で黙らされ、黙認するしかなくなる。

現にアメリカは戦争を続けている国の一つである。