愛とは何か2

で昨日から続いて、、、
 
利益集積に集約する企業にて
何故「愛」が必要とされるのか?
 
愛なんてものは企業活動に不要だろう、、、
 
売れる物を作り、儲ければ良い
売れる物を探し、儲ければ良い
 
何故多くの企業や多くの実業家は
愛や思いやりや協調性なんてものを重視するのか?
 
建前か?
本当はどうでもいい事なのに、そう言ったヒューマニズム
労働者達をまとめるのに、便利な道具だから熱弁するのか??
 
仕事柄、多くの企業の経営者達に遭ってきた
その殆どが、愛や思いやりを口にする
 
しかし現実は、都合の良いものを集約し
都合のわるいものは排除してきて企業は大きくなる
 
何十年と務めた高齢者を抱えておくより
20代の若くて安い社員を増やした方が経費は安くなる
マニュアルを作成し、単純労働化、システムを構築すれば
経験ノウハウの職人はいらない!
 
まるで今日売れている歌手が、売れない時代に支えた女を捨てて
生活が一変すれば、それに見合った女に乗り換えるパターンと一緒だ
 
個人がそれを実行すれば「非人間的」「勝手な男」と世間は非難する
 
企業がそれを行えば、立派な経営手段として褒められる。
 
なのに企業マンは「愛」と言う
 
点と面との違いで、多数を救うのに少数の犠牲を伴う
現実があるのも確かだろう。
 
多くのマスコミでカリスマだ経営の神様だなんて言われている
連中も唯の人である事に違いは無い!
 
企業にとっての愛とは何なのだろう
労働者達をまとめ上げる道具の一つなのか?!
 
客にとって愛とは何のだろう
なぜ、愛車であって愛冷蔵庫と呼ばないのか?!
 
利益のみに集約して活動するなら愛なんて捨てれば良いのに
業務を遂行するのみなら、愛なんて捨てれば良いのに
どうしてヒューマニズム的な薄っぺらの言葉に流されるのか!
 
やはり金をつかむには、冷酷にならなければいけない
金や地位を確保していくためには、つまらぬ人情など不要である
金の為に、金を得る為に、地位を確保する為に必要な事を淡々とこなすだけ
そこには「愛」なんて不要である。
 
 
 
但し現実は、、、、、
哀しいかな、、、人間社会なのである
人が集まって活きているのが社会であり、企業であり
人間が集う以上、人間の感情を切り捨てる訳にはいかない
 
だから人間は、本来不要な愛も企業活動に求める!
愛で人脈を創りだし、感情で人脈を創りだし、人脈と言う多数決で
一層の感情論を持ちあげて、集団を動かして行く!
 
そして不景気になり飯が食えなくなれば、、、
冷血なバリバリのやり手社員に民衆は群がる!
切り落とされた少数派の声は打ち消され、、、
金を儲け、分配を多くしたものがもてはやされる!
 
そして生活が安定に入れば、、、
やり手社員は、うとまれる
「やり過ぎだよ」「儲ければ何をやっても良いって訳じゃない」
昨日まで、その分配で助けられた民衆は冷血なリーダを恐怖と見始める
 
人間なんて者は、、、、、
本当に勝手なものだ
 
そんな輩が「愛」なんてものを口にする
 
金の亡者と言われている奴の方がまだ正直者かもしれない