しあわせ

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人間の幸福は、繰り返しのサイクルには収まらない。
直線的な線上にあり、且つ何重もの層になっている。

それは決して柔らかなものでもなく
それは決してあったかいものでもない。

多くのものを大量に含んだ総体を幸福と言う。

人が涙し、人が笑い、人が傷つき、人が死ぬ。

そう言ったものたちが入り乱れ、幸福というものを
創り上げていく。

幸福は一人一人違うもの。
幸福は創造物である。


ふと振り返った時間の中に笑みを覚える、、、
明日の未来を想っては、微笑む、、、

あんなにも、あんなにも苦しかった、、
もう駄目だと、幾度思っただろう、、

何時しか疲れ果てて眠っていた、、、
何時しか誰かの腕の中、、、

人生とは本当に不思議なものだ、、


恐らく人間は死ぬ瞬間後悔は出来ないだろう

どんな人生を送ろうとも、きっと後悔は出来ないだろう

人の幸福は其処にある、、、

どんなにそれが好きでも、繰り返しには耐え切れない
変化を求め、刺激を求め、足掻いては、繰り返しを願う。

きっと違う明日がある!
今がそのまま続けばいい、、。

その両方が幸福に繋がる。


今日の安心は、明日の不安へと変化する。

昔ある皇帝が言った。
「幸せの扉は、先ず手にしたものを捨てる事から始まる」

人間は多くのものを手に入れると、失いたくないという恐怖に怯える。

昔皇帝は仙人に言った。
「無や静の世界は山里ではなく、人込みの中にある」


氷の世界で温かく、灼熱の世界で涼しく、、、


一人で見るのが儚い夢なら、二人で見るのは退屈テレビ


幸せは単純なものではない、、、。


相反する世界を総括的に捉え、自己の強さを鍛錬し
死ぬ為に生まれた現実を受け入れ、目の前の現実を
ありのままに受け入れ、他人の悪を受け入れ、無心を心がける

宮沢賢治は、知っていたのだろうか、、

雨にも負けず、風邪にも負けず、、
馬鹿と呼ばれたい、、、


多くの人間は個の利益に走る、、
利益と幸福が繋がっているからだろう、、、

いつの時代も、どの国でも、繰り返す、、
その宗教も、どの民族も、繰り返す、、

繰り返しては、改善を求める。

昔ある皇帝が言った
「全宇宙が終焉するまで、何が悪で何が善か誰も決められない」

それは、人の幸福も同じ事が言えるだろう、、、。

悲しい事実だが、殺人が人の幸福に繋がる一面をも持っている。

寂しい現実だが、他人の不幸は密の味、、

それが人間と言う生き物だろう、、、

悲しくて、ずるくて、弱いから
強くありたい、楽しくありたい、賢くありたいと願う。

成れもしないウサギに対抗し、懸命に走る亀。

其処にも幸福はある。

だから、気負わずに、、
ありのままで、、、

貴方を大事に思う人たちのため
貴方を必要としてくれる人たちのため
貴方を愛している人たちのため
貴方を想像した宇宙のため
今と言う偶然に感謝しながら
好きに生きればいい

待っているだけじゃ始まらない、、、
幸福は結果の現われではない

目を閉じて、好きな人を思えばいい
其処にはその人が確かにいる、、、。

目閉じてそっと願いを、、、

その時、貴方の手のひらに幸福がある、、。